アイテムタイプ |
Article |
ID |
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プレビュー |
画像 |
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キャプション |
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本文 |
KO12005001-00002017-0028.pdf
Type |
:application/pdf |
Download
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Size |
:1.4 MB
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Last updated |
:Mar 17, 2023 |
Downloads |
: 487 |
Total downloads since Mar 17, 2023 : 487
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本文公開日 |
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タイトル |
タイトル |
高品質で持続可能な医療を実現する医療制度の実社会への実装 : value-basedな医療制度の実現
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カナ |
コウヒンシツ デ ジゾク カノウナ イリョウ オ ジツゲンスル イリョウ セイド ノ ジッシャカイ エノ ジッソウ : value-based ナ イリョウ セイド ノ ジツゲン
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ローマ字 |
Kōhinshitsu de jizoku kanōna iryō o jitsugensuru iryō seido no jisshakai eno jissō : value-based na iryō seido no jitsugen
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別タイトル |
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著者 |
名前 |
近藤, 賢郎
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カナ |
コンドウ, タカオ
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ローマ字 |
Kondō, Takao
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所属 |
慶應義塾大学大学院理工学研究科博士課程
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所属(翻訳) |
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役割 |
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外部リンク |
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名前 |
有吉, 司
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カナ |
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ローマ字 |
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所属 |
慶應義塾大学理工学研究科特任教授 (非常勤); (株) 日立製作所総合教育センタ日立総合技術研修所長
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所属(翻訳) |
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役割 |
Thesis advisor
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外部リンク |
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名前 |
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カナ |
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ローマ字 |
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所属 |
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所属(翻訳) |
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役割 |
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外部リンク |
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版 |
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出版地 |
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出版者 |
名前 |
慶應義塾大学 博士課程教育リーディングプログラム オールラウンド型「超成熟社会発展のサイエンス」事務局
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カナ |
ケイオウ ギジュク ダイガク ハクシ カテイ キョウイク リーディング プログラム オールラウンドガタ「チョウセイジュク シャカイ ハッテン ノ サイエンス」ジムキョク
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ローマ字 |
Keiō gijuku daigaku hakushi katei kyōiku rīdingu puroguramu ōruraundogata "Chōseijuku shakai hatten no saiensu" jimukyoku
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日付 |
出版年(from:yyyy) |
2017
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出版年(to:yyyy) |
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作成日(yyyy-mm-dd) |
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更新日(yyyy-mm-dd) |
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記録日(yyyy-mm-dd) |
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形態 |
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上位タイトル |
名前 |
超成熟社会発展のための政策提言書
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翻訳 |
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巻 |
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号 |
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年 |
2017
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月 |
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開始ページ |
[1]
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終了ページ |
[18]
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ISSN |
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ISBN |
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DOI |
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URI |
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JaLCDOI |
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NII論文ID |
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医中誌ID |
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その他ID |
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博士論文情報 |
学位授与番号 |
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学位授与年月日 |
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学位名 |
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学位授与機関 |
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抄録 |
超成熟社会を「高度な知的生産性を発揮することで生産年齢人口低下に起因する社会の衰退を乗り切ることが出来る社会」と定義するとき,社会に蓄積された高度な知的生産性を存分に発揮するためには高齢者の身心の健康 (active life) を下支えする高度な医療サービスが必要となる.しかし,高コストな性格を有する高度な医療サービスは医療の持続可能性に対する疑義を呈するので,医療経済の分野で提唱されているValue-Based Health Care (VBHC) は中長期にまたがるhealth life logの解析を基にevidence-basedな医療制度を実現することで両者の対立の解消を図ろうとしている.VBHCでは患者様の病態ごとに最大のアウトカムを導き出せる治療法 (best practice) を定量的評価により導き出し,当該病態に対する治療法をbest practiceにより標準化することで医療コストの削減を図る.
本提言ではVBHCを我が国の医療制度において実現するための実装方法を提案する.VBHCを我が国の医療制度において実装する上で生じる技術面・制度面の両面に跨がる間題の解決が本提言の対象となる.これらの間題は,best practiceを導出するために治療のアウトカムの一次情報である生の診療情報や生体情報の解析を行う過程で浮上する.
技術面の課題としては,生の診療・生体情報の流通・分析を下支えする広域に跨がる分散型のセキュアな情報インフラが挙げられる.ここでの広域とは,精緻な定量解析結果を導き出すのに十分な量の一次情報が流通する規模と言うことで,全国規模のものを想定する.また,患者のセンシティブ情報を取り扱う特性に鑑み,自身のセンシティブ情報を誰が何の目的で利用できるかを患者自らが指定・限定できる機能を持ち,さらに情報インフラに含まれ得る脆弱性への攻撃に起因する大規模なセンシティブ情報漏洩事故を防げる分散型のアーキテクチャをとる必要がある.
制度面の課題としては,患者が自身の診療情報の信頼できる保管主体及び利用主体を積極的に選択できるとともに,診療情報に関する情報セキュリティを担保できる制度が必要となる.治療を行った医療従事者が診療情報の保管やその利用目的の特定を行う現行制度では,治療のアウトカム評価への信頼性担保が困難だ.このため,患者が診療情報の保管・利用主体の選択を行うことで,その役割を治療を行った医療従事者から分離する必要がある.また,治療を行う医療従事者と診療情報の保管主体の分離により医療サービスの可用性や医療情報の秘匿性を害するのは不適切なので,診療情報に関する情報セキュリティ(機密性,可用性,完全性)を担保する制度が必要となる.
これら技術面・制度面の課題を解決するための具体的提案を本提言は含む.技術面の課題に対しては,DiMIS (widely-Distributed Medical information Infrastructure for Secure exchange) と呼ばれる分散型の医療情報システムを提案する.DiMISは多数の自律的な運用者 (DiMIS operator) による広域分散システムとして構成される.また,制度面の課題に対しては,DiMIS上での医療情報管理を対象とした法制度を提案する.当該法制度では,DiMIS operatorを免許制のもとにおき,それを根拠として患者のDiMIS上の医療情報に関する権利の拡張やDiMIS operatorが負担すべき義務の加重を行う.
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目次 |
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キーワード |
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NDC |
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注記 |
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言語 |
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資源タイプ |
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ジャンル |
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著者版フラグ |
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関連DOI |
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アクセス条件 |
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最終更新日 |
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作成日 |
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所有者 |
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更新履歴 |
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関連アイテム |
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