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2019000007-20190258  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル 暗黙理論と消費者行動の関係に関する研究  
カナ アンモク リロン ト ショウヒシャ コウドウ ノ カンケイ ニ カンスル ケンキュウ  
ローマ字 Anmoku riron to shōhisha kōdō no kankei ni kansuru kenkyū  
別タイトル
名前 Research on the relationship between implicit theories and consumer behavior  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 白井, 美由里  
カナ シライ, ミユリ  
ローマ字 Shirai, Miyuri  
所属 慶應義塾大学商学部教授  
所属(翻訳)  
役割 Research team head  
外部リンク  
 
出版地
 
出版者
名前 慶應義塾大学  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク  
ローマ字 Keiō gijuku daigaku  
日付
出版年(from:yyyy) 2020  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
1 pdf  
上位タイトル
名前 学事振興資金研究成果実績報告書  
翻訳  
 
 
2019  
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
暗黙理論は人間の知能や能力についての信念で、それらが可変的であると考える増大理論、およびそれらが固定的で変化しないと考える実体理論の二つがある。増大理論者は未来志向であり、自分の能力を向上させる機会を追求するのに対し、実体理論者は現在の自分の能力がより高く評価される機会を追求する傾向にある。暗黙理論は社会心理学をはじめとする様々な領域で研究されてきたが、消費者行動研究においてこの理論に焦点を当てた研究は限られている。本研究は、暗黙理論が異時点間選択の規定要因であるという仮説を立て、実証研究を行なった。異時点間選択もまた、多くの研究者によって研究されてきたテーマであるが、個人の特性と関連づけた研究は少なく、暗黙理論の影響がこれまでに検討されたことはない。本研究が対象とした異時点間選択は、近く受け取れる少額の選択肢と遠い将来に受け取る高額の選択肢のどちらを選ぶかという問題である。調査は3つ行なった。一つ目は、暗黙理論が増大志向的になるほど遠い将来に受け取る高額の選択肢を選ぶこと、そしてこの関係には、時間の流れについての知覚と楽観性がモデレータとして存在することを明らかにした。また、先行研究において異時点間選択の規定要因であることが示されていた「未来自己の鮮明さ」をモデレータとして分析したが有意にならなかった。これは、先行研究では実験によって被験者の未来自己の鮮明さを高低いずれかに操作したのに対し、本研究では直接測定した連続変数を用いたため、測定値がやや低い水準に偏ってしまったことが原因として考えられる。この調査の結果は国際学会で報告した。二つ目の調査ではミディエータ-の分析を行い、得られたお金の予想使途と待ち時間の知覚が有意なミディエータ-であることを明らかにした。三つ目は暗黙理論を操作する実験を試験的に行った。その結果、マニピュレーション・チェックからは操作の成功が示されたが、被験者の個別分析からは操作がうまくいかなかった被験者が一定数存在することが確認された。今後は操作方法を変えた実験をいくつか実施したいと考えている。
Implicit theories explain that consumers tend to hold one of two lay beliefs about intelligence and ability. Entity theorists believe that intelligence and ability are fixed and uncontrollable traits, whereas incremental theorists believe that they are malleable and controllable through effort. This research proposes that implicit theories are associated with intertemporal choice. A standard intertemporal choice problem is a choice between a smaller-earlier monetary outcome and a larger-later monetary outcome. Three studies were conducted. In the first study, the extent of optimism, time perception, and perceived vividness of future-self were considered as moderators in the relationship between implicit theories and intertemporal choice. The results showed that the first two measures were significant moderators. The second study confirmed that consumers' expected purchases with the obtained outcome and perceived waiting time were mediators explaining the process underlying this relationship. The last study manipulated participants' implicit theories to establish the causal relation between implicit theories and intertemporal choice since the prior two studies directly measured the theories.
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記

 
言語
日本語  

英語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Research Paper  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Dec 16, 2022 10:39:38  
作成日
Dec 16, 2022 10:39:38  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Dec 16, 2022    インデックス を変更
 
インデックス
/ Public / 塾内助成報告書 / 学事振興資金研究成果実績報告書 / 2019年度
 
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