慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)KeiO Associated Repository of Academic resources

慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)

ホーム  »»  アイテム一覧  »»  アイテム詳細

アイテム詳細

アイテムタイプ Article
ID
2018000005-20180118  
プレビュー
画像
thumbnail  
キャプション  
本文
2018000005-20180118.pdf
Type :application/pdf Download
Size :113.5 KB
Last updated :Oct 24, 2022
Downloads : 358

Total downloads since Oct 24, 2022 : 358
 
本文公開日
 
タイトル
タイトル 労働市場におけるジェンダーと不平等 : 職業キャリアの視点から  
カナ ロウドウ シジョウ ニ オケル ジェンダー ト フビョウドウ : ショクギョウ キャリア ノ シテン カラ  
ローマ字 Rōdō shijō ni okeru jendā to fubyōdō : shokugyō kyaria no shiten kara  
別タイトル
名前 Gender inequality in the labor market : career trajectories across individuals  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 竹ノ下, 弘久  
カナ タケノシタ, ヒロヒサ  
ローマ字 Takenoshita, Hirohisa  
所属 慶應義塾大学法学部教授  
所属(翻訳)  
役割 Research team head  
外部リンク  
 
出版地
 
出版者
名前 慶應義塾大学  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク  
ローマ字 Keiō gijuku daigaku  
日付
出版年(from:yyyy) 2020  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
1 pdf  
上位タイトル
名前 学事振興資金研究成果実績報告書  
翻訳  
 
 
2018  
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
本研究では、労働市場におけるジェンダー不平等をテーマに、主として日本を中心とする量的データを用いて、分析、検討を行った。日本社会における不平等構造の中核的な要素に、ジェンダーの不平等がある。1990年代以降日本社会で顕著な、正規雇用と非正規雇用をめぐる格差は、男性稼ぎ主モデルを軸とする既婚女性の周辺的労働と大きな関わりを有する。男女のキャリアや賃金をめぐる不平等を考察することで、日本社会における不平等の中核的な要素を明らかにすることができるだろう。本年は、その具体的な作業として2つのことを行った。第1に、2017年度から継続的に行っている男女間賃金格差の要因分解の分析をさらに進めて、その成果を論文として執筆した。要因分解を行うにあたり、男女の賃金の平均の分解だけでなく、分位点回帰分析(Unconditional Quantile Regression)をOaxaca-Blinder分解とあわせて実行することで、分位点による違いを考慮に入れた分析を行った。また、これらの分析を、日本だけでなく、韓国、台湾、シンガポールといった他のアジアの国々と比較しながら行った。第2に、管理職の昇進機会について、男女間の不平等の要因分解を行った。本研究では、先行研究ではあまり用いられてこなかったイベントヒストリー分析と傾向スコアによる重みづけを組み合わせて用いることで、構成効果と係数効果への要因分解を行った。分析の結果、男女間の昇進機会の不平等は、男女間の非正規雇用の分布の格差と、学歴と企業規模による昇進機会を高める効果の男女間の格差に起因することが明らかになった。
This study explores gender inequality in the labor market by using the quantitative data. Gender inequality plays a critical role in shaping the inequality structure in Japanese society. The disparity between regular and non-regular employment in Japan originates from the male breadwinner model and from allocating women to part-time and precarious employment that does not hinder women from doing household chores. I can explore the fundamental structure of inequality by looking at gender inequality in the labor market. From April 2018 until March 2019, I conducted the two things. First, I made decomposition of gender pay gap into the composition effects and the coefficient effects by using the unconditional quantile regression and Oaxaca-Blinder decomposition. I compared gender pay gap across the four Asian countries: Japan, Singapore, South Korea and Taiwan. Second, I made decomposition of gender inequality in promotion chances into the composition effects and the coefficient effects by using the discrete-time logit model and propensity score weighting. The results indicate that gender inequality in promotion chances depends on difference between men and women in the distribution of non-regular employment and on gender disparity in the effect of education and firm size on promotion chances.
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記

 
言語
日本語  

英語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Research Paper  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Oct 24, 2022 13:35:18  
作成日
Oct 24, 2022 13:35:18  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Oct 24, 2022    インデックス を変更
 
インデックス
/ Public / 塾内助成報告書 / 学事振興資金研究成果実績報告書 / 2018年度
 
関連アイテム
 

ランキング

最も多く閲覧されたアイテム
1位 故意犯と過失犯の... (1002) 1st
2位 19世紀フランスに... (778)
3位 「危険の予見可能... (631)
4位 新自由主義に抗す... (620)
5位 一部請求論の展開 (593)

最も多くダウンロードされたアイテム
1位 エクリチュールの... (1580) 1st
2位 インフルエンサー... (844)
3位 アセトアニリドの... (831)
4位 731部隊と細菌戦 ... (612)
5位 「彼女たち」の近... (564)

LINK

慶應義塾ホームページへ
慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション
慶應義塾大学メディアセンター本部
慶應義塾研究者情報データベース