慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)KeiO Associated Repository of Academic resources

慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)

ホーム  »»  アイテム一覧  »»  アイテム詳細

アイテム詳細

アイテムタイプ Article
ID
2019000007-20190096  
プレビュー
画像
thumbnail  
キャプション  
本文
2019000007-20190096.pdf
Type :application/pdf Download
Size :116.6 KB
Last updated :Dec 16, 2022
Downloads : 153

Total downloads since Dec 16, 2022 : 153
 
本文公開日
 
タイトル
タイトル 国際刑法における関与形式論の新展開  
カナ コクサイ ケイホウ ニ オケル カンヨ ケイシキロン ノ シンテンカイ  
ローマ字 Kokusai keihō ni okeru kan'yo keishikiron no shintenkai  
別タイトル
名前 Perspectives on modes of liability in international criminal law  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 Osten, Philipp  
カナ オステン, フィリップ  
ローマ字  
所属 慶應義塾大学法学部教授  
所属(翻訳)  
役割 Research team head  
外部リンク  
 
出版地
 
出版者
名前 慶應義塾大学  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク  
ローマ字 Keiō gijuku daigaku  
日付
出版年(from:yyyy) 2020  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
1 pdf  
上位タイトル
名前 学事振興資金研究成果実績報告書  
翻訳  
 
 
2019  
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
近時の国際刑法では、国際法上の最も重大な犯罪、とりわけ国際刑事裁判所(ICC)の管轄犯罪たる中核犯罪(戦争犯罪、ジェノサイド等)を、それに関与した個人に帰責・帰属させるために最も適切な関与形式の法理・基準とは何かということについて、さまざまな視点から議論が展開されている。
そこで、本研究では、この問題について、主としてICCの最近の裁判例にみられる関与形式体系の内実や適用上の基準を解明すべく、次の3つの理論的視座から検証を行った。まず、①ICC が「正犯・共犯体系」(いわゆる多元的関与形式体系)を採用したことの意義・射程について分析を行い、そのうえで、②「正犯・共犯体系」の採用の根底にある(ドイツの刑法理論に由来する)行為支配論の機能を確認し、正犯と共犯の区別基準に関する問題について検討を行った。これを踏まえ、③正犯性の基準の延長にある問題として、ICC が採用した行為支配論に基づき正犯性はいかなる要件の下で認められるのかについても、多くの関連判例や国内外の研究論文等を基に分析し、この関与形式体系を根拠づける理論構成を多角的に(それらに対する批判をも踏まえ)検証した。
本研究を通じて、国際刑法における関与形式論の形成と現状、とりわけ行為支配論の国際刑法における受容課程の解明に一定の寄与をなしたと思われる。その成果は、研究代表者のこれまでの関連研究とともに、学術論文として公表準備中であるほか、国際刑法における個人責任概念の歴史的起源・生成については、極東国際軍事裁判(東京裁判)に関する共編著書(下掲)の形で今夏に公表する予定である。
This research project dealt with fundamental theoretical (and practical) legal concepts relating to the attribution of individual criminal liability  to perpetrators of the most serious crimes under international law. These international "core crimes" fall under the jurisdiction of the International Criminal Court (ICC). One of the most important and critically discussed issues in recent international criminal law is the "control-over-the-crime theory" which the ICC developed and applied in its case law so far. This research focused in particular on the normative concepts underlying the ICC reasoning pertaining to the differentiation between principles and accessories of core crimes, also in comparison with related theoretical concepts in national criminal law. A related article is in preparation (together with previous research results), along with a jointly edited book on the historical origins of this and other concepts in international criminal as exemplified in the Tokyo War Crimes Tribunal.
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記

 
言語
日本語  

英語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Research Paper  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Dec 16, 2022 10:40:07  
作成日
Dec 16, 2022 10:40:07  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Dec 16, 2022    インデックス を変更
 
インデックス
/ Public / 塾内助成報告書 / 学事振興資金研究成果実績報告書 / 2019年度
 
関連アイテム
 

ランキング

最も多く閲覧されたアイテム
1位 故意犯と過失犯の... (1059) 1st
2位 19世紀フランスに... (770)
3位 「危険の予見可能... (696)
4位 新自由主義に抗す... (606)
5位 一部請求論の展開 (513)

最も多くダウンロードされたアイテム
1位 エクリチュールの... (1483) 1st
2位 インフルエンサー... (873)
3位 アセトアニリドの... (811)
4位 731部隊と細菌戦 ... (618)
5位 中国古代の声と文... (581)

LINK

慶應義塾ホームページへ
慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション
慶應義塾大学メディアセンター本部
慶應義塾研究者情報データベース