慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)KeiO Associated Repository of Academic resources

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2022000010-20220073  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル ラテン語語彙研究 : 辞書編纂を通じて  
カナ ラテンゴ ゴイ ケンキュウ : ジショ ヘンサン オ ツウジテ  
ローマ字 Ratengo goi kenkyū : jisho hensan o tsūjite  
別タイトル
名前 A study of Latin vocabulary through lexicography  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 小池, 和子  
カナ コイケ, ワコ  
ローマ字 Koike, Wako  
所属 慶應義塾大学言語文化研究所教授  
所属(翻訳)  
役割 Research team head  
外部リンク  
 
出版地
 
出版者
名前 慶應義塾大学  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク  
ローマ字 Keiō gijuku daigaku  
日付
出版年(from:yyyy) 2023  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
1 pdf  
上位タイトル
名前 学事振興資金研究成果実績報告書  
翻訳  
 
 
2022  
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
本研究は、広範に収集された用例を検討することによって、ラテン語語彙研究に貢献することを目的としたものである。具体的には、Bayerische Akademie der Wissenschaftの一部門であるThesaurus Linguae Latinaeにおいて、同名のラテン語辞典Thesaurus Linguae Latinae(以下TLL)の編纂に参加し(2022年7月〜9月、2023年3月)、「再び見る」を主たる意味とする動詞revideo、「再び訪れる、再び見る」などの意味を持つ動詞reviso、「割れ目、隙間」などの意の名詞rimaの調査および項目執筆を行い、また「振り回す、回転させる、転がす」などの意味を持つ動詞rotoの調査に着手した。TLLは、後2世紀半ばまでのあらゆるラテン語テクストからは全単語の用例を網羅的に収集し、さらに後600年頃までのテクストについてもかなりの程度まで捕捉するなど、他の如何なるラテン語辞典よりも幅の広い時代と作家の用例を基礎資料としている。それはこの辞書の最大の強みのひとつであり、たとえば今回の研究においても、意味のみならず形態上からも混同が起こりやすいrevideoとrevisoの用例の判別と整理に効果を発揮した。これはもちろん、項目執筆にも反映されている。
なお研究担当者(小池)がTLLの編纂に参加するのはこれが最初ではなく、2015年から継続して行っており、一部(2015年10月〜2017年9月、2018年度)は慶應義塾大学からの研究助成(前者は福澤基金・国外留学、後者は学事振興資金)を受けている。本研究はそれらの従来の研究に連なるものである。上に示した4つの単語のうち、revideoとrevisoは2021年から既に作業を続けていたものであり、今回の研究で、編集責任者の査読も済み、項目執筆が一通り完成するに至った。来年以後に刊行されるTLLの分冊に掲載される予定である(ただし辞書である以上、所定の分冊におさめられる単語の項目が全て揃うまでは刊行が不可能なため、本報告書執筆時点では正確な出版時期を記すことができないことをお断りしておきたい)。またrimaについては、いったん項目を書き上げたあと、編集責任者からのアドバイスを受けて、第2のバージョンを仕上げた段階である(2023年3月末時点)。今後、さらなる修正が続く可能性がある。まだ調査の最初の段階であるrotoとあわせ、引き続き調査・研究を進めて行きたい。
The present study aimed to contribute to Latin lexicographical research. Specifically, at the Thesaurus Linguae Latinae, a division of the Bayerische Akademie der Wissenschaft, I participated in the compilation of the Latin dictionary of the same name, Thesaurus Linguae Latinae (hereafter TLL), researching and writing entries for revideo, reviso, rima, and roto (more precisely, the research had just begun on the last word). TLL has a wider base of examples from a wider range of periods and authors than any other Latin dictionary, with a comprehensive collection of examples of all words from all Latin texts up to the mid-2nd century AD, and to a considerable extent from texts dating back to around 600 AD. This is one of the greatest advantages of TLL, and in this research too, for example, it was effective in identifying and organising examples of revideo and reviso, which are easily confused not only in terms of meaning but also in terms of form. 
This is not the first time that I have participated in the compilation of TLL; I have continued to do so since 2015, and part of the work has been funded by a research grant from Keio University. The present research is linked to those previous studies.
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記

 
言語
日本語  

英語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Research Paper  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Jul 01, 2024 14:26:24  
作成日
Jul 01, 2024 14:26:24  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Jul 1, 2024    インデックス を変更
 
インデックス
/ Public / 塾内助成報告書 / 学事振興資金研究成果実績報告書 / 2022年度
 
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