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2022000010-20220020  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル 話者のコミュニティに貢献するための東アフリカの言語の文法記述と書記体系の開発  
カナ ワシャ ノ コミュニティ ニ コウケンスル タメ ノ ヒガシアフリカ ノ ゲンゴ ノ ブンポウ キジュツ ト ショキ タイケイ ノ カイハツ  
ローマ字 Washa no komyuniti ni kōkensuru tame no Higashiafurika no gengo no bunpō kijutsu to shoki taikei no kaihatsu  
別タイトル
名前 Descriptions of the grammars of East-African languages for the purpose of contributions to the speech communities and the development of the writing systems  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 河内, 一博  
カナ カワチ, カズヒロ  
ローマ字 Kawachi, Kazuhiro  
所属 慶應義塾大学商学部教授  
所属(翻訳)  
役割 Research team head  
外部リンク  
 
出版地
 
出版者
名前 慶應義塾大学  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク  
ローマ字 Keiō gijuku daigaku  
日付
出版年(from:yyyy) 2023  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
1 pdf  
上位タイトル
名前 学事振興資金研究成果実績報告書  
翻訳  
 
 
2022  
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
データ収集・分析:
2022年4月から2023年2月までは、新型コロナウイルス感染症の影響によりアフリカでフィールドワークを行うことが困難であったため、主としてオンラインでクプサビニィ語のデータをChebet Francis氏からシダーマ語のデータをGenene Gudura氏とLegesse Gudura氏から採り、コンサルタントたちとともに分析をした。2023年2月から3月のウガンダ共和国カプチョーワでのフィールドワークで、主にChebet Francis氏からクプサビニィ語のデータを採った。

文法記述:
シダーマ語の文法の記述をした章を含む書籍(The Oxford Handbook of Ethiopian Languages)が2023年4月に出版予定である。
クプサビニィ語とシダーマ語の文法の原稿を修正し続けている。

書記体系の開発:
シダーマ語の書記体系はある程度確立しているため、上記の書籍の章において、書記体系の問題を指摘した。
クプサビニィ語の書記体系は聖書の翻訳で使われ始めた段階であり、問題点が多い。これらの問題点に関して、Kupsapiiny Language Board & Kupsapiiny Language Development and Preservation Foundationに助言をした。この言語は、トーンの区別、母音のATRの区別、母音・子音の長短の区別を持っていて、音韻的に複雑である上に、トーンによる文法的概念(例:格や方向ダイクシス)の標示も含み、形態的にも複雑である。これらをどのように書記体系において扱うかが今後の課題である。


論文発表:
日本言語学会のジャーナルである『言語研究』にクプサビニィ語の名詞の形式(長いデフォルトの形式と短い不定の形式)の共時的用法と通時的発展に関する言語類型論の諸問題を扱った論文を出版した。
Nilo-Ethiopian StudiesにMotomichi Wakasa (2020) A Descriptive Study of the Modern Wolaytta Languageの書評を書いた。
学会発表としては、まず日本アフリカ学会第59回学術大会で、シダーマ語の因果関係・使役に関する実験結果の報告をした。第二に、Ideophonesの類型論に関する国際学会で、シダーマ語の通時的発展についての発表を行なった。第三に、空間移動表現に関する国際学会で、クプサビニィ語のassociated motion構文の通時的発展についての論文、およびクプサビニィ語とネワール語の方向ダイクシスの言及の頻度の高さを分析した論文を発表した。第四に、因果関係・使役に関する国際共同研究の成果として、Linguistic Society of Americaの学会において、causationの通言語的プロトタイプについての共同発表を行なった。その他、研究会においてもクプサビニィ語とシダーマ語に関する発表を行った。

論文投稿:
2023年1月に国際査読ジャーナルに因果関係・使役に関する論文を2本投稿して、現在査読審査を受けている。
Grammar descriptions:
The book volume to which I contributed a grammatical sketch of Sidaama (The Oxford Handbook of Ethiopian Languages) will be published in April 2023.
I have continued to revise the grammars of Kupsapiiny and Sidaama.

Development of the writing systems:
The writing system for Sidaama has already been established to some extent. I pointed out problems with it in my chapter of The Oxford Handbook of Ethiopian Languages.
On the other hand, the writing system of Kupsapiiny only recently started to be used for Bible translation, and it has a number of problems. I pointed them out to the Kupsapiiny Language Board & Kupsapiiny Language Development and Preservation Foundation. This language is phonologically complex with tone distinctions, ATR (advanced tongue root) vowel distinctions, and vowel and consonant length contrasts. An important issue to be handled concerns how to represent these in the writing system.

Data collection and analysis:
As it was difficult to conduct fieldwork in Africa due to COVID-19 from April 2022 until February 2023, I mainly collected data online from my major Kupsapiiny consultant, Chebet Francis, and my major Sidaama consultants, Genene Gudura and Legesse Gudura, and analyzed the data with them. However, my fieldwork in Kapchorwa, Uganda, from February until March 2023 made it possible for me to collect further Kupsapiiny data from Chebet Francis.
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記

 
言語
日本語  

英語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Research Paper  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Jul 01, 2024 14:26:10  
作成日
Jul 01, 2024 14:26:10  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Jul 1, 2024    インデックス を変更
 
インデックス
/ Public / 塾内助成報告書 / 学事振興資金研究成果実績報告書 / 2022年度
 
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