慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)KeiO Associated Repository of Academic resources

慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)

ホーム  »»  アイテム一覧  »»  アイテム詳細

アイテム詳細

アイテムタイプ Article
ID
2021000003-20210208  
プレビュー
画像
thumbnail  
キャプション  
本文
2021000003-20210208.pdf
Type :application/pdf Download
Size :117.7 KB
Last updated :Feb 16, 2024
Downloads : 46

Total downloads since Feb 16, 2024 : 46
 
本文公開日
 
タイトル
タイトル 暗黙理論と消費者行動の関係に関する研究  
カナ アンモク リロン ト ショウヒシャ コウドウ ノ カンケイ ニ カンスル ケンキュウ  
ローマ字 Anmoku riron to shōhisha kōdō no kankei ni kansuru kenkyū  
別タイトル
名前 Research on the relationship between implicit theories and consumer behavior  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 白井, 美由里  
カナ シライ, ミユリ  
ローマ字 Shirai, Miyuri  
所属 慶應義塾大学商学部教授  
所属(翻訳)  
役割 Research team head  
外部リンク  
 
出版地
 
出版者
名前 慶應義塾大学  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク  
ローマ字 Keiō gijuku daigaku  
日付
出版年(from:yyyy) 2022  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
1 pdf  
上位タイトル
名前 学事振興資金研究成果実績報告書  
翻訳  
 
 
2021  
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
本研究は、消費者行動における暗黙理論の役割を解明することを目的として、学事振興資金の助成を受けて一昨年度に開始した。昨年度までの2年間は、知能に関する暗黙理論(知能観)が異時点間選択の先行要因であることを示すとともに、それらの間に媒介する複数の要因を識別することで、その心理的プロセスを明らかにした。今年度は、消費者行動研究においてまだ十分に検討されていない関係性の暗黙理論に焦点を当てた。この理論と企業のブランド戦略に対する消費者の評価には共通点があることを主張し、この理論がその評価に影響を及ぼすという仮説を立て検証した。分析対象とした戦略は、親ブランドと同じ製品カテゴリー内で価格と品質が異なるポジションに親ブランドの名前を用いて新製品を導入する垂直的ライン拡張である。親ブランドよりも高いポジションへの拡張(上方拡張)と低いポジションへの拡張(下方拡張)がある。垂直的ライン拡張の既存研究は依然として少なく、その評価メカニズムについてはわかっていないことが多い。本研究において複数の実験を行った結果、まず上方拡張と下方拡張に対する消費者の反応が関係性の暗黙理論の強さによって異なることが明らかにされた。また、消費者はライン拡張を実施する企業の動機を推論すること、およびそれがライン拡張と消費者の拡張評価の間の媒介変数であることが見出された。さらに、企業がライン拡張の実施理由を提示した場合、その影響は限定的であることが分かった。最後に、ブランド愛好者の拡張評価は関係性の暗黙理論とブランド態度の両方の影響を受けることが示された。本研究からは、暗黙理論が様々な消費者行動を説明できる有用性の高い概念であることが確認された。
This research was started the year before last with a grant from the Academic Development Funds to elucidate the role of implicit theories in consumer behavior. In the past two years, the focus has been to clarify the underlying process of intertemporal choices by using implicit theories of intelligence (incremental and entity theories). This year, the focus was directed to the implicit theory of relationships. This theory was utilized to examine the underlying process of consumer responses to vertical line extensions. A vertical line extension is a strategy that extends the brand to either a higher position (upward extension) or a lower position (downward extension) within the same product category. Existing research on vertical line extensions remains scarce; therefore, little is known about the psychological process of consumer responses. Through several experiments, the following findings were derived. First, consumers responded differently to the upward and downward extensions depending on the strength of the implicit theories. Next, consumers reasoned about firms' motives for implementing the extensions, and the reasoning mediated the relationship between the extensions and consumers' extension evaluations. Furthermore, indicating the reasons for implementing the extensions did not vastly improve the evaluations. Lastly, for core customers, brand attitudes are additional factors that influence the evaluations. Overall, this research confirms that implicit theories are useful concepts to explain various types of consumer behavior.
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記

 
言語
日本語  

英語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Research Paper  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Feb 16, 2024 14:10:37  
作成日
Feb 16, 2024 14:10:37  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Feb 16, 2024    インデックス を変更
 
インデックス
/ Public / 塾内助成報告書 / 学事振興資金研究成果実績報告書 / 2021年度
 
関連アイテム
 

ランキング

最も多く閲覧されたアイテム
1位 「危険の予見可能... (552) 1st
2位 故意犯と過失犯の... (546)
3位 世襲経営者のマネ... (538)
4位 新自由主義に抗す... (422)
5位 731部隊と細菌戦 ... (410)

最も多くダウンロードされたアイテム
1位 価格に対する消費... (1053) 1st
2位 楽天とアマゾンの... (930)
3位 アセトアニリドの... (676)
4位 インフルエンサー... (539)
5位 731部隊と細菌戦 ... (507)

LINK

慶應義塾ホームページへ
慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション
慶應義塾大学メディアセンター本部
慶應義塾研究者情報データベース