慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)KeiO Associated Repository of Academic resources

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2021000003-20210171  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル 明治・大正期におけるフランス音楽受容  
カナ メイジ・タイショウキ ニ オケル フランス オンガク ジュヨウ  
ローマ字 Meiji Taishōki ni okeru Furansu ongaku juyō  
別タイトル
名前 A study of reception of French music in Japan during the Meiji and Taisyō period  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 木内, 麻理子  
カナ キウチ, マリコ  
ローマ字 Kiuchi, Mariko  
所属 慶應義塾大学商学部専任講師  
所属(翻訳)  
役割 Research team head  
外部リンク  
 
出版地
 
出版者
名前 慶應義塾大学  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク  
ローマ字 Keiō gijuku daigaku  
日付
出版年(from:yyyy) 2022  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
1 pdf  
上位タイトル
名前 学事振興資金研究成果実績報告書  
翻訳  
 
 
2021  
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
本年度は事業計画(1年目)に従って、研究の大半を資料の基礎的な調査に充てた。明治・大正期は、日本における西洋音楽の導入期であり、西洋音楽の演奏を聴くことができる場所が限定されていたことを考慮して、まず東京音楽学校(1887年設立)の定期演奏会の記録の調査を行った。東京音楽学校は、日本の洋楽黎明期の早い時期から、西洋音楽の演奏会を開催したほとんど唯一の教育機関である。東京音楽学校の定期演奏会記録(『東京藝術大学百年史』による)から判明したのは、以下の点である。①演奏会曲目全体に占めるフランスの作曲家の作品の割合、②演奏会で取り上げられた作品の作曲家および、③演奏された作品のジャンル。定期演奏会でのフランス音楽の演奏は、ごく限られた作曲家の作品のよく知られたオペラのアリアまたは、短い管弦楽曲(あるいは管弦楽曲の一部)に限られており、ピアノ曲やヴァイオリン曲の独奏は行われていなかった。次に、東京音楽学校定期演奏会にかんする批評記事の有無と内容を調査した。当時、刊行されていた複数の音楽雑誌のうち、『音楽』では定期演奏会の批評が頻繁に掲載されており、演奏の評価だけでなく、作品や作曲家についての解説があった。さらに、当時東京音楽学校に所蔵されていた資料(楽譜および伝記や理論書等)の調査を行った。東京音楽学校の蔵書資料の調査は、当時の教育内容だけでなく、演奏会レパートリーを把握する上でも重要である。
また1900年代に入ると、東京音楽学校の定期演奏会や日比谷野外音楽堂等での演奏会に加えて、外国人演奏家による来日公演が実現されるようになることを考慮し、当時の新聞と音楽雑誌から、日本国内で行われた西洋音楽の演奏会を抽出して、フランスの作曲家の作品が演奏曲目に含まれているかどうか調査した。これに関しては、現在も調査を継続している。徳川頼貞が欧州遊学の際に大量に収集した楽譜や音楽書が所収された南葵音楽文庫についても調査中である。南葵音楽文庫では、蔵書資料の一般公開だけでなく、パイプオルガンが設置された音楽堂では、度々演奏会が催されていた。
According to plan, this year was devoted to documents research. Firstly, I researched on documents of regular public concerts held at Tokyo Academy of Music (Tokyo Ongaku Gakko). Tokyo Academy of Music, founded in 1887, was one of the first establishments held Western-style music concerts in Meiji era. These documents show 1. the proportion of French music to all concert programs, 2. composer's name of French music played in a series of concerts, and 3. genre of French music played. Secondly, concert reviews published in newspapers and musical magazines were examined. Thirdly, a library of music scores and books on music theory at earlier Tokyo Academy of Music. I also work on researching on Yorisada Tokugawa and Nanki Music Collection (Nanki Ongaku Bunko). Yorisada Tokugawa, the founder of this large music collection, was one of the musicologists played a central role in the introduction of Western-style music in Japan.
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記

 
言語
日本語  

英語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Research Paper  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Feb 16, 2024 14:10:31  
作成日
Feb 16, 2024 14:10:31  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Feb 16, 2024    インデックス を変更
 
インデックス
/ Public / 塾内助成報告書 / 学事振興資金研究成果実績報告書 / 2021年度
 
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