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AN00234698-20110400-0001  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル 資産負債観の説明可能性 : 総説  
カナ シサン フサイカン ノ セツメイ カノウセイ : ソウセツ  
ローマ字 Shisan fusaikan no setsumei kanosei : sosetsu  
別タイトル
名前 Significance of asset and liability view : introduction  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 笠井, 昭次  
カナ カサイ, ショウジ  
ローマ字 Kasai, Shoji  
所属  
所属(翻訳)  
役割  
外部リンク  
 
出版地
東京  
出版者
名前 慶應義塾大学出版会  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク シュッパンカイ  
ローマ字 Keio gijuku daigaku shuppankai  
日付
出版年(from:yyyy) 2011  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
 
上位タイトル
名前 三田商学研究  
翻訳 Mita business review  
54  
1  
2011  
4  
開始ページ 1  
終了ページ 20  
ISSN
0544571X  
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
20世紀の後半から, 会計は大きな変革に直面したが, その変革は, 一般に, 「収益費用観から資産負債観への転換」というキーワードによって表現されている。しかし, そうであれば, 収益費用観と資産負債観という二項対立の本質が, 理論的に究明されなければならないはずである。しかるに, わが国の会計学界においては, そうした究明が, なされているとは筆者には思われないのである。すなわち, もっぱら, 収益費用観によればかくかくの処理になり資産負債観によればしかじかの処理になるといった議論, あるいはある処理がFASBあるいは国際会計基準のどの条項から導出されるのかといった議論しかなされていないのである。しかし, これでは, FASBあるいは国際会計基準の追随学とは言えても, とうてい, 理論的検討とは言えないであろう。
 本稿以下では, こうした問題意識のもとに, 第1に資産負債観の導入によって, 会計事象が本当に合理的に説明されるようになったのかにかかわる問題, 第2に収益費用観・資産負債観という二項対立が, 本当に論理整合的に概念規定されているのかにかかわる問題, そして第3に収益費用観・資産負債観と測定規約の基本的枠組との関係(収益費用観・資産負債観が測定規約の基本的枠組においてどのような位置を占めているのか)にかかわる問題の3点を検討するが, まず第1の論点を俎上に載せることにしたい。
 本稿では, そのための予備的考察として, 収益費用観・資産負債観の概念内容を筆者なりに明らかにしておこう。この点, 一般的な見方によれば, 収益費用観は, 企業の主体的な損益産出活動による損益に関する計算方式であるのに対して, 資産負債観は, 市場変動による損益にかかわる計算方式と理解されているようである。しかし, こうした概念内容では, 現実に生じている会計実践の変容を合理的に説明できないし, また二項対立として論理的に成立するとも思われない。
 そこで, そうした通説と対比させて, 収益費用観を価値生産活動の損益に関する計算方式, 資産負債観を資本貸与活動の損益に関する計算方式という二項対立を提起する。そして, 以下では, このふたつの見方を対比しながら検討することにしたい。
 本稿では, ①計算擬制項目(繰延資産・負債性引当金)の是正の問題, ②有価証券への時価評価の導入の問題, ③機械等への時価評価の導入の問題, そして④資産除去債務の計上の問題の4点を論ずるが, まず貸方項目を取り上げる。すなわち, 特別修繕引当金, 製品保証引当金, および資産除去債務に関する資産負債観の説明能力の問題を, 順次検討する予定である。
 
目次

 
キーワード
収益費用観  

資産負債観  

損益産出活動・市場変動対立説  

価値生産活動・資本貸与活動対立説  

取得原価  

増価  

償却原価  

割引現在価値  

取得原価主義会計論  

損益計算目的  

リスク・実態表示目的  

負債の全貌表示  

説明理論  

規範理論  
NDC
 
注記
論文
 
言語
日本語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Journal Article  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Apr 11, 2013 13:17:55  
作成日
Sep 15, 2011 09:00:00  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Aug 9, 2012    フリーキーワード, 抄録, 版, 本文, キーワード を変更
Apr 9, 2013    フリーキーワード, 出版者, 出版者 カナ, 出版者 ローマ字, キーワード を変更
Apr 11, 2013    フリーキーワード, 出版者, 出版者 カナ, 出版者 ローマ字, キーワード を変更
 
インデックス
/ Public / 商学部 / 三田商学研究 / 54 (2011) / 54(1) 201104
 
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