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2022000010-20220072  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル 高い抗血栓性を有する固体状poly(2-methoxyethyl acrylate) の研究  
カナ タカイ コウケッセンセイ オ ユウスル コタイジョウ poly(2-methoxyethyl acrylate) ノ ケンキュウ  
ローマ字 Takai kōkessensei o yūsuru kotaijō poly(2-methoxyethyl acrylate) no kenkyū  
別タイトル
名前 Fabrication of antithrombogenic solid poly(2-methoxyethyl acrylate)  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 堀田, 篤  
カナ ホッタ, アツシ  
ローマ字 Hotta, Atsushi  
所属 慶應義塾大学理工学部教授  
所属(翻訳)  
役割 Research team head  
外部リンク  
 
出版地
 
出版者
名前 慶應義塾大学  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク  
ローマ字 Keiō gijuku daigaku  
日付
出版年(from:yyyy) 2023  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
1 pdf  
上位タイトル
名前 学事振興資金研究成果実績報告書  
翻訳  
 
 
2022  
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
血小板が付着しない材料開発は医療材料応用に向けて必須である。すなわち高い抗血栓性が、血液接触をする医療器具のための材料には欠かせない。高抗血栓性材料のうち、今日着目されているのが、流動性材料として知られるpoly(2-methoxyethyl acrylate)(PMEA)である。しかし、PMEAは液体の性質が強いため、室温で流動する。このため、PMEAは医療器具において、固体材料や構造材料としては使えない。よって、コーティング用途でしか使用できない現状が問題となっている。そこで、本研究では、室温においても固体の汎用性ポリマーであるpolystyrene(PS:ポリスチレン)に着目し、PMEAをPSと分子レベルで共重合させることを試みた。すなわち、固体のPSと液状のPMEA分子を化学的に結合し、新しい固体状のPMEAを合成できないかを検討した。本研究の目的は、PSとPMEAのブロック共重合化により、液状PMEAの固形化に挑戦し、その構造と物性を解析することである。2020年度は、PSとのブロック共重合化による固形PMEA(PS-PMEA-PS)の合成に成功した。原子移動ラジカル重合法 (ATRP法) によって合成したPSモル分率が0.24~0.72のPS-PMEA-PSブロック共重合体について、2021年度は核磁気共鳴法(NMR)や赤外分光法(IR)にて構造解析を行った。すべての固形化がほぼ実現できPSモル分率と分子量の関係性をみた。また、熱物性評価を進め、示差走査熱量(DSC)測定により、PMEAブロックのTgがおおよそ-28℃近辺にあることがわかった。PSブロックのTgは109℃に確認できた(純粋のPSのTgとほぼ同じ)。2022年度の力学物性評価により、PSモル分率が0.24から0.72に増加するとヤング率は0.46 MPaから269 MPaまで,引張強度は0.59 MPaから18.2 MPaまで増加し,破断ひずみは433%から210%まで減少することがわかった。また、抗血栓性評価により、PSモル分率が0.42以下のPS-PMEA-PSは、PMEAと同程度の高い抗血栓性を有していることがわかった。
For the medical devices used in direct contact with blood, antithrombogenicity is one of the key properties required for a material used in the medical devices targeting biomedical applications. The previously investigated liquid poly(2-methoxyethyl acrylate) (PMEA) has excellent antithrombogenicity, insolubility in water, and non-toxicity to the human body, which has been, therefore, successfully used as a coating material for e.g., a cardiopulmonary bypass. However, because of its low glass transition temperature (Tg = -34°C), PMEA is in the liquid state at room temperature, which prevents its molding. Therefore, PMEA in itself cannot be directly used as a solid structural material. To use PMEA as a solid medical-device material, it is necessary to solidify PMEA at room temperature. In this study, in order to solidify PMEA, we focused on the block copolymerization of PMEA with polystyrene (PS) possessing higher glass transition temperature (>room temperature). PS-PMEA-PS triblock copolymers (the molar fractions of PS: 0.24-0.72) were synthesized by the atom transfer radical polymerization (ATRP) and the thermal, mechanical, and antithrombogenicity properties of the newly synthesized PMEA block copolymers have been investigated.
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記

 
言語
日本語  

英語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Research Paper  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Jul 01, 2024 14:26:24  
作成日
Jul 01, 2024 14:26:24  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Jul 1, 2024    インデックス を変更
 
インデックス
/ Public / 塾内助成報告書 / 学事振興資金研究成果実績報告書 / 2022年度
 
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