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2022000010-20220055  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル フランコ独裁政権下のスペイン文学における危機の表象  
カナ フランコ ドクサイ セイケンカ ノ スペイン ブンガク ニ オケル キキ ノ ヒョウショウ  
ローマ字 Furanko dokusai seikenka no Supein bungaku ni okeru kiki no hyōshō  
別タイトル
名前 Representation of social crisis in Spanish literature under the Franco regime  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 丸田, 千花子  
カナ マルタ, チカコ  
ローマ字 Maruta, Chikako  
所属 慶應義塾大学経済学部准教授  
所属(翻訳)  
役割 Research team head  
外部リンク  
 
出版地
 
出版者
名前 慶應義塾大学  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク  
ローマ字 Keiō gijuku daigaku  
日付
出版年(from:yyyy) 2023  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
1 pdf  
上位タイトル
名前 学事振興資金研究成果実績報告書  
翻訳  
 
 
2022  
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
スペイン・フランコ独裁政権時代(1939-75)の文学は2つの潮流―国内文学と内戦後の亡命作家による文学―がある。この研究の目的は、このスペインの国内外の作家と作品(主に小説)を比較し、各々が帰属する社会の危機を作家たちがどのような手法を用いて小説の場で表象しているかを明らかにすることである。スペインでは、フランコ政権時代の検閲制度により社会の実情が広く国民に周知されることが困難だったため、一部の作家はこの状況を懸念し、小説において社会の実情を描き、問題の提起と国民の意識の喚起を行った。一方、亡命作家は国外にいながも、母国の社会動向を注視し、スペイン社会の問題の一部は、欧米諸国にもみられる普遍的問題にあたると考え、スペイン語圏の読者に向けて、それらの問題を小説に描いた。両者の小説の手法には、欧米の文学傾向の影響を受けている部分もあるため、一部に類似性がみられる。1年間の研究では、フランコ政権時代を約10年ごとにわけて、各時代の小説の特徴と役割について具体的な作品ー『パスクアル・ドゥアルテの家族』(1942)、『なにもない』(1944)、『勇敢なる者たち』(1954)、『ハラマ川』(1956)、『沈黙の時』(1962)、『マリオとの5時間』(1966)、『レヒオンに帰れ』(1968)ーを通して考察した。これらの小説の一部を選んで、研究成果としてまとめたものが、『スペイン:危機の20世紀』の1章と刊行される予定である。一方、亡命作家の作品研究については研究成果の発表までいたらなかったため、引き続き成果の発表に向けて務めていきたい。
During Franco regime (1939-75), there were two currents of literature: literature by writers living in the country and literature by writers who went into exile after the Spanish Civil War. The purpose of this study is to compare these two currents of Spanish writers and their works (mainly novels) and to examine their narrative styles used to represent the crisis of the societies to which they belonged; Spain and exiled land. In Spain, due to the censorship during the Franco regime, the social reality was not widely known to the public. Some writers were concerned about this situation, so that they used their novels to depict the social reality in order to raise social issues and arouse public awareness toward them. On the other hand, writers in exile kept a close eye on social movements in Spain, and found that some of Spain's social problems were universal. Thus, the exiled writers described these universal problems in their novels toward their readers in Spanish-speaking countries. The narrative styles of writers in Spain and writers in exile, have points in common, since they were influenced by Western literary trends. As a result of one-year research, I analyzed novels such as La familia de Pascual Duarte (1942), Nada (1944), Los bravos (1954), El Jarama (1956), El tiempo de silencio (1962) and Volverás a Región (1962) and confirmed that novels under the Franco regime had a significant social role. A part of this research will be published as one chapter of the book Spain under the 20th century Crisis (forthcoming). The other part of the research, regarding the analysis of novels of exiled writers and its comparison to novels in Spain, will be continued.
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記

 
言語
日本語  

英語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Research Paper  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Jul 01, 2024 14:26:23  
作成日
Jul 01, 2024 14:26:23  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Jul 1, 2024    インデックス を変更
 
インデックス
/ Public / 塾内助成報告書 / 学事振興資金研究成果実績報告書 / 2022年度
 
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