慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)KeiO Associated Repository of Academic resources

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2021000003-20210012  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル フルーツの経済学  
カナ フルーツ ノ ケイザイガク  
ローマ字 Furūtsu no keizaigaku  
別タイトル
名前 Economics of fruits  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 中島, 隆信  
カナ ナカジマ, タカノブ  
ローマ字 Nakajima, Takanobu  
所属 慶應義塾大学商学部教授  
所属(翻訳)  
役割 Research team head  
外部リンク  
 
出版地
 
出版者
名前 慶應義塾大学  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク  
ローマ字 Keiō gijuku daigaku  
日付
出版年(from:yyyy) 2022  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
1 pdf  
上位タイトル
名前 学事振興資金研究成果実績報告書  
翻訳  
 
 
2021  
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
コロナ禍により予定していた沖縄と静岡への出張が取りやめになり、十分な情報が集まらなかったことからいまだ本の執筆に至っていない点は残念というしかない。こうした制約下で文献やzoomによる取材を通じて得られた情報をもとに成果発表の構想を練っているというのが現在の状況である。フルーツは多様性のある財であり、その用途別に市場が形成され、差別化の程度に応じたプライシングがなされていることは前年の調査によって明らかになった。また、生産者の高齢化や重い作業負担による担い手の減少への対策として、商品の差別化を通じた高付加価値化と作業の効率化は、各県に設置された試験場が解決すべき課題となっている。本年度は、栃木県のいちご研究所ならびに愛媛県のみかん研究所での取材を通じて上記の課題への取り組みについて調査を行った。ともに競争激化による価格下落を防ぐため、県独自の新品種開発による囲い込みを実施している。ただ、早生品種の代表である温州みかんについては、遺伝子の特性から新品種開発が難しく、時期をずらした出荷ならびに産地特性による差別化を図っているが、高付加価値化のためには人海戦術による選果作業のコスト負担が高くなることから、今後の継続性に疑問符がつく。一方、中晩柑では新品種が続々と出てはいるものの、年末商戦に間に合わないため高付加価値化による売り上げの増加にはむすびつきにくいという問題がある。いちごについては、その色合いの鮮やかさからスーパーの店頭に置かれやすいことから、新品種の開発は高付加価値という側面よりも店頭に置かれる時期をなるべく長くするという目的でなされていると思われる。今後も、こうしたフルーツの多様な属性に目を向けて整理しつつ、本の執筆を目指していきたいと考えている。
Due to the COVID-19 pandemic, it is difficult for me to complete the research with a field survey of fruit growers. In the severe current situation, I had to plan how to make an achievement based on limited information collected from books, documents, and online interviews. Fruits with a variety of different market characteristics depend on their attributes and ultimately lead to price discrimination. To attract younger generations to fruit growing, local governments of agricultural research institutes have undertaken research and development to increase the added value of fruit and reduce workload. This year, I visited the Tochigi Strawberry Research Institute and the Ehime Citrus-Fruits Research Institute and conducted research on their research programs. For instance, in case of Japanese tangerines with polyembryony it is difficult to develop a high-grade variety through an ordinary mating process. Laborious and time-consuming fruit selection and regional characteristics (terroir) could only be a strategy for the increase in value added. Because strawberry, on the other hand, with lovely shape and fresh red is widely welcome near an entrance of the supermarket, the institute is aiming at an expansion of a harvest season to increase farmer's income. In this research I will continue to concentrate on a variety of fruits and finally publish a book on this subject.
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記

 
言語
日本語  

英語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Research Paper  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Feb 16, 2024 14:10:24  
作成日
Feb 16, 2024 14:10:24  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Feb 16, 2024    インデックス を変更
 
インデックス
/ Public / 塾内助成報告書 / 学事振興資金研究成果実績報告書 / 2021年度
 
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