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2018000005-20180285  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル 日本銀行を含む世界の中央銀行の金融政策と世界の資金フローについての分析  
カナ ニホン ギンコウ オ フクム セカイ ノ チュウオウ ギンコウ ノ キンユウ セイサク ト セカイ ノ シキン フロー ニ ツイテ ノ ブンセキ  
ローマ字 Nihon ginkō o fukumu sekai no chūō ginkō no kin'yū seisaku to sekai no shikin furō ni tsuite no bunseki  
別タイトル
名前 Analysis of monetary policies of major central banks including the Bank of Japan and global financial flows  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 白井, さゆり  
カナ シライ, サユリ  
ローマ字 Shirai, Sayuri  
所属 慶應義塾大学総合政策学部教授  
所属(翻訳)  
役割 Research team head  
外部リンク  
 
出版地
 
出版者
名前 慶應義塾大学  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク  
ローマ字 Keiō gijuku daigaku  
日付
出版年(from:yyyy) 2019  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
1 pdf  
上位タイトル
名前 学事振興資金研究成果実績報告書  
翻訳  
 
 
2018  
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
非伝統的な金融政策がもたらした低金利政策とアジアを中心とする世界の債券・株式の流出と流入およびアジア太平洋域内の証券投資を中心とした金融統合について分析した。アジア太平洋地域では1997-98年のアジア通貨危機以降に、銀行への依存体質がもたらした銀行危機から、通貨上と為替上のミスマッチを改善するために、自国に債券・株式などの資本市場と銀行システムの監視・監督を強化する法規制が必要と認識するようになり、その努力を続けてきた。その結果、自国通貨建ての債券市場と株式市場はこの20年弱の間に、発展を遂げており、銀行システムの健全化も進んでいる。海外からの証券投資も増えているが、依然として欧米からの資本流入が中心であり、しかも株式投資が中心のため、キャピタルゲインと通貨高期待を中心とする資本流入が中心とみられる。一方、証券投資の流出についても、欧米向けの債券投資が中心である。基本的な投資パターンは世界金融危機前と後で大きな違いはみられない。
つぎに、アジア太平洋地域内の動きをみると、域内の先進国・地域である日本は最大の対外投資国であるが、豪州への債券投資が中心で、それ以外の地域への投資は限定的である。豪州も、欧米への株式投資が中心である。ただし、規模はまだ限定的ではあるが、香港が欧米からの証券投資を受け、その香港から中国への証券投資が増えている。シンガポールは、アセアン諸国からの証券投資を受けており、シンガポールから中国本土やアセアン諸国への証券投資も増えている。このことから、アジア太平洋地域では、中国本土が、香港とシンガポールの資本流入を受ける中心地となりつつあり、なかでも香港はさらに中国の窓口としての金融センターの役割を強化していることがわかる。シンガポールについては、中国本土への投資とともにアセアン域内の金融センターの役割を強化していることが分かる。以上より、日本のアジア太平洋域内での金融センターとしての役割は限定的であることがわかる。また論文では実証研究も行っている。
This paper examines the developments of cross-border portfolio assets and liabilities in the Asia and Pacific region over the periods of 2001–2017. Rapid increases in both portfolio foreign assets and liabilities have taken place particularly after the 2008–2009 global financial crisis. These cross-border portfolio investments have the following characteristics. First, equity has been a dominant source of foreign liabilities notwithstanding efforts to develop bond markets in the region. One exception is Australia, where foreign liabilities have been largely in the form of debt securities. Limited capital inflows to debt securities issued by emerging Asia may be attributable to the early stages of bond market development. Second, in contrast, debt securities have remained dominant as foreign assets held by the region. This mostly reflects Japan's preference toward debt securities. Other Asia and Pacific economies have invested more heavily in foreign equity. Third, the region's assets and liabilities linkages have remained overwhelmingly strengthened against the United States and Europe. Meanwhile, the post-crisis period has witnessed greater financial integration within the region. The intra-regional linkages have been deepest between Hong Kong and China, where the former has become a major financier of equity issued by the latter. Singapore increasingly plays a role as an equity investor toward China, Japan, Korea, and other ASEAN economies. Albeit from the low level, the intra-ASEAN integration has been noticeable. Fourth, Japan with largest abundant domestic capital has remained predominantly exposed to the United States and Europe. Within the region, debt securities issued by Australia have increasingly attracted Japan's capital. To conclude, intra-regional financial integration has risen at the center of China with growing linkages with Hong Kong and Singapore.
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記

 
言語
日本語  

英語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Research Paper  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Oct 24, 2022 13:38:16  
作成日
Oct 24, 2022 13:38:16  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Oct 24, 2022    インデックス を変更
 
インデックス
/ Public / 塾内助成報告書 / 学事振興資金研究成果実績報告書 / 2018年度
 
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