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2017000001-20170092  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル 十九世紀米国におけるロマンティック・ラブ・イデオロギーのヘゲモニーへの対立  
カナ ジュウキュウセイキ ベイコク ニ オケル ロマンティック・ラブ・イデオロギー ノ ヘゲモニー エノ タイリツ  
ローマ字 Jūkyūseiki Beikoku ni okeru romantikku rabu ideorogī no hegemonī eno tairitsu  
別タイトル
名前 The resistance to the hegemonic status of the ideology of romantic love in nineteenth-century America  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 Notter, David  
カナ ノッター, デビッド  
ローマ字  
所属 慶應義塾大学経済学部教授  
所属(翻訳)  
役割 Research team head  
外部リンク  
 
出版地
 
出版者
名前 慶應義塾大学  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク  
ローマ字 Keiō gijuku daigaku  
日付
出版年(from:yyyy) 2018  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
1 pdf  
上位タイトル
名前 学事振興資金研究成果実績報告書  
翻訳  
 
 
2017  
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
2017年4月1日〜2018年3月31日の期間に, 「19世紀米国におけるロマンティック・ラブ・イデオロギーへの対立」というテーマについての研究を行ってきた。ロマンティック・ラブ・イデオロギーというのは19世紀の前半に中産階級の中で定着し, それ以降家族形態としてヘゲモニーと呼ぶに価するステータスを獲得した, 一夫一婦制の理想にもとづいた「近代家族」の土台となるイデオロギーであった。しかし, シェーカーやモルモン教, またはオネイダ・コミュニティーを中心に, そのイデオロギーに対し反発し, それとは相容れない家族システムまたは親密性のパラダイムを提示する団体もあった。今回の研究では上記の団体を調べる上で, 特にJ. H. Noyes(ノイズ)という人物が中心となっていたオネイダ・コミュニティーに焦点をあてることにした。日記などで明らかになったのは, ノイズは「愛」そのものに対して寛容であったものの, 「ロマンティック・ラブ」というものに対してはひどく反対していた, ということである。「集団」というかたちをとって, コミュニティーの他のメンバーを「愛する」ことが歓迎されていたとは言え, 二人だけの排他的なロマンスは破壊的なものとして捉えられていた。ノイズが提唱するアメーティブ・インタコースと呼ばれる性交の類は「愛情」を伴うものであったものの, 「ロマンス」を表現するためのものではなく, そして興味深いのは, ノイズの19世紀におけるロマンティック・ラブや「ロマンス」というものに対する批判の記述のなかで, ロマンティック・ラブの特徴がはっきりと描写されているということである。また, ノイズ自身がロマンスを否定しながらも, そのコミュニティーの一人の女性に対しかなり情熱的で, 「ロマンティック」としか言いようがない行動を示していたという事実に, 二重基準の存在を伺うことができる。最終的にノイズは合理性によって情熱をコントロールする必要性を唱えた。
I conducted research on the theme of 'The resistance to the hegemonic status of the ideology of romantic love in nineteenth-century America' between April 1 of 2017 and March 31 of 2018. The ideology of romantic love began to exert enormous influence over the middle classes in the first half of the nineteenth century. This marks the time when the family form known as the 'modern family' attained hegemonic status within the middle class, and the ideology of romantic love became the cultural ideal behind the monogamous form of marriage that this type of family was based on. However, there were groups, notably the Mormons, the Shakers and the Oneida Community, who resisted this ideology and adhered to paradigms of intimacy that did not fit with the prevailing norms of intimacy and dyadic romantic love. In this research I focused on the Oneida Community, and in particular its leader, J. H. Noyes. From diaries and other documents, it is clear that while Noyes was not against 'love' per se, he was strongly opposed to 'romantic love'. The type of 'amative intercourse' that Noyes proposed did include 'affection', but not 'romance', and interestingly, Noyes's explanations of why he is against the ideology of romantic love provides us with accurate descriptions of the characteristics of this ideology as it existed at the time. Although he was clearly against romantic relations, he himself was involved with a woman in a relationship that can only be described as 'romantic' at its core. In the end, he espoused the necessity of using rationality to control one's passion.
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記

 
言語
日本語  

英語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Research Paper  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Feb 21, 2019 13:10:01  
作成日
Feb 21, 2019 13:10:01  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Feb 21, 2019    インデックス を変更
 
インデックス
/ Public / 塾内助成報告書 / 学事振興資金研究成果実績報告書 / 2017年度
 
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