慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)KeiO Associated Repository of Academic resources

慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)

ホーム  »»  アイテム一覧  »»  アイテム詳細

アイテム詳細

アイテムタイプ Article
ID
KO92001004-00000022-0082  
プレビュー
画像
thumbnail  
キャプション  
本文
KO92001004-00000022-0082.pdf
Type :application/pdf Download
Size :1.2 MB
Last updated :Jul 18, 2017
Downloads : 2357

Total downloads since Jul 18, 2017 : 2357
 
本文公開日
 
タイトル
タイトル ニキビ発症に関与するアクネ菌遺伝子型の探索  
カナ ニキビ ハツショウ ニ カンヨスル アクネキン イデンシガタ ノ タンサク  
ローマ字 Nikibi hatsusho ni kanyosuru akunekin idenshigata no tansaku  
別タイトル
名前 The quest for the genotype of acne-associated Propionibacterium acnes  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 吉川, 実亜  
カナ ヨシカワ, ミア  
ローマ字 Yoshikawa, Mia  
所属 慶應義塾大学環境情報学部4年  
所属(翻訳)  
役割  
外部リンク  
 
出版地
藤沢  
出版者
名前 慶應義塾大学湘南藤沢学会  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク ショウナン フジサワ ガッカイ  
ローマ字 Keio gijuku daigaku Shonan Fujisawa gakkai  
日付
出版年(from:yyyy) 2015  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
 
上位タイトル
名前 生命と情報  
翻訳  
 
22  
2015  
 
開始ページ 82  
終了ページ 87  
ISSN
 
ISBN
9784877622848  
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
SFC-RM2015-002  

請求記号:  
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
ヒトの皮膚には多数の細菌が生息しており, 皮膚常在菌叢を形成している。皮膚常在菌叢は個人固有であり, これらの違いが皮膚状態に影響を与えていると考えられる。卒業論文では皮膚常在菌叢の包括的理解に向け「皮膚疾患と皮膚常在菌叢の関係解明」, 「皮膚常在菌を用いた個人識別法の構築」の2つのテーマについて報告する。本卒業論文ダイジェストでは, 前者のうちニキビ患者を被験者とした研究成果について簡潔にまとめる。ニキビは代表的な皮膚疾患の1つであり, Propionibacterium acnes(アクネ菌)がニキビを発症させる原因菌のひとつとして知られている。アクネ菌は皮脂分泌量の多い部位で増殖し, 炎症を誘導することでニキビを発症させると考えられているが, その詳細は不明である。先行研究ではアクネ菌の16S rRNA遺伝子に対しサイクルシークエンス法を用いることでアクネ菌の遺伝子型を決定し, アクネ菌とニキビ発症との関連が菌株レベルで異なることを明らかとした。これはすなわちアクネ菌株のゲノムレベルでの相違が, ニキビ発症に関与することを示している。しかし従来の分析手法では, 一度に解析できる塩基配列の数が少なく, 網羅的な解析は不可能であった。そこでわれわれは, アクネ菌遺伝子型の網羅的な解析を行なうため, 超並列シークエンサーと分子生物学手法を組み合わせることで, アクネ菌遺伝子の特定部位を網羅的に解析する手法を確立した。本手法を用いて同一個人内におけるニキビ部位と他の体表部位とでアクネ菌遺伝子型を比較した結果, 遺伝子型組成が極めて類似していることを見出した。したがって, アクネ菌遺伝子型のみがニキビ発症に関与するわけでない可能性が示唆された。また, 細菌叢が有する遺伝子機能を予測した結果, 脂質代謝等の遺伝子群の存在量が, ニキビ部位と他の部位で有意に異なっていることが明らかになった。これらの結果から, ニキビ患者はニキビを発症していない部位でも同様のアクネ菌遺伝子型を所有しているが, 遺伝子機能が異なる可能性があり, 他の微生物や宿主からの皮脂分泌などがあいまってニキビ発症につながると考えられた。
 
目次

 
キーワード
ニキビ  

皮膚常在菌  

遺伝子群予測  

手法開発  
NDC
 
注記
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス先端生命科学研究会 2015年度学生論文集
卒業論文ダイジェスト
 
言語
日本語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Technical Report  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Jul 18, 2017 09:14:47  
作成日
Jul 18, 2017 09:14:47  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
 
インデックス
/ Public / 湘南藤沢 / 生命と情報 / Vol.22 (2015)
 
関連アイテム
 

ランキング

最も多く閲覧されたアイテム
1位 Open-domain dial... (1523) 1st
2位 石垣島の「エコツ... (582)
3位 731部隊と細菌戦 ... (472)
4位 Bidet toilet use... (464)
5位 新自由主義に抗す... (375)

最も多くダウンロードされたアイテム
1位 アセトアニリドの... (858) 1st
2位 Genotype-phenoty... (555)
3位 Potent mouse mon... (477)
4位 中和滴定と酸塩基... (469)
5位 インフルエンサー... (395)

LINK

慶應義塾ホームページへ
慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション
慶應義塾大学メディアセンター本部
慶應義塾研究者情報データベース