アイテムタイプ |
Article |
ID |
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プレビュー |
画像 |
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キャプション |
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本文 |
KO40003001-00002011-2708.pdf
Type |
:application/pdf |
Download
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Size |
:12.4 MB
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Last updated |
:Oct 7, 2021 |
Downloads |
: 5562 |
Total downloads since Oct 7, 2021 : 5562
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本文公開日 |
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タイトル |
タイトル |
終末期ケアの課題について : 適切な胃瘻造設の概念化を例に
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カナ |
シュウマツキ ケア ノ カダイ ニ ツイテ : テキセツナ イロウ ゾウセツ ノ ガイネンカ オ レイ ニ
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ローマ字 |
Shumatsuki kea no kadai ni tsuite : tekisetsuna iro zosetsu no gainenka o rei ni
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別タイトル |
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著者 |
名前 |
山田, 洋太
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カナ |
ヤマダ, ヨウタ
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ローマ字 |
Yamada, Yota
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所属 |
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所属(翻訳) |
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役割 |
Dissertant
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外部リンク |
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名前 |
田中, 滋
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カナ |
タナカ, シゲル
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ローマ字 |
Tanaka, Shigeru
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所属 |
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所属(翻訳) |
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役割 |
Thesis advisor
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外部リンク |
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版 |
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出版地 |
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出版者 |
名前 |
慶應義塾大学大学院経営管理研究科
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カナ |
ケイオウ ギジュク ダイガク ダイガクイン ケイエイ カンリ ケンキュウカ
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ローマ字 |
Keio gijuku daigaku daigakuin keiei kanri kenkyuka
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日付 |
出版年(from:yyyy) |
2011
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出版年(to:yyyy) |
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作成日(yyyy-mm-dd) |
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更新日(yyyy-mm-dd) |
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記録日(yyyy-mm-dd) |
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形態 |
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上位タイトル |
名前 |
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翻訳 |
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巻 |
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終了ページ |
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ISSN |
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ISBN |
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DOI |
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URI |
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JaLCDOI |
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NII論文ID |
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医中誌ID |
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その他ID |
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博士論文情報 |
学位授与番号 |
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学位授与年月日 |
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学位名 |
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学位授与機関 |
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抄録 |
終末期ケアの課題の1つに胃瘻の是非問題がある。特に安易に安全に安く施行できる胃瘻造設は、高齢化社会が加速する日本にとって様々な社会問題を引き起こす。この数年、尊厳を損なう可能性のある胃瘻を疑問視する動きが各分野で見られるようになった。しかし現場の造設する医師からは止められないシステム上の問題や造設するのが使命という治療における主張もあり、抑止がかけにくいのも事実である。そのような状況で最も深刻な胃瘻の問題とは安易に造設された結果、どこにも行くことができなくなってしまった患者が発生していることである。医療機能の高い施設であれば、胃瘻はシンプルに栄養を補給できるアクセス方法であるが、医療機能を有さない介護領域や在宅では胃瘻の管理問題等によって扱いづらいツールになってしまうのである。この問題をどのように考えれば問題点を整理することができ、様々な解決策を導くことができるだろうか。医学、看護学、医療経済学、社会・人文科学等広く胃瘻に関する先行研究は存在する。しかしどれもその領域における解決策を提示しているのみであり、前述のどこにも行けなくなった患者をどうすればよいのかという答えを導くことはできない。しかし胃瘻造設という医療サービスを考えれば、それを扱うための医療資源が必要であることに気づく。すなわち新規に胃瘻を造設する(IN)、また嚥下機能の回復(OUT)、そして胃瘻の管理を行う(STOCK)という3点に整理して考えることができる。このようにIN, OUT, STOCKという切り口と意思決定層によるPolicy, Management(資源の人・物・金・情報), Operationを組み合わせたマトリックスで考えればより整理しやすいことが分かった。この手法を用いて各分野における専門家10名へのインタビューを実施し、先行研究の内容も含めて3×3マトリックスを構造化した。平原佐斗司(在宅に特化した大型診療所)、武久洋三(慢性期医療協会会長)、石飛幸三(特別養護老人ホーム常勤医)、会田薫子(医療倫理学者、東京大学大学院)、田中雅子(日本介護福祉士協会名誉会長)、株式会社ジャパンケアサービス(看護師、ケアマネジャの4名)、竹内孝仁(リハビリテーション、国際医療福祉大学大学院)の10名である。このヒアリングを通して、重要になってくるのが"前提を揃えること"であり、胃瘻問題の前提とは「意思疎通のできない認知症等の高齢者に対して介入するのか」ということであった。次に胃瘻問題を考える上でINを少なくして、OUTを増やす、さらに受け皿となるSTOCKを充実させることが重要になることが理解できる。このように整理するとそれぞれの立場で有する資源が異なり、また短期的、中長期的に取り組めることが異なるため、解決策を実際の現場や意思決定に落とし込めることができ、実際に解決策を提案することも可能であった。このIN,OUT, STOCKは非常にシンプルであり、当たり前のように思われるかもしれないが、終末期の課題の中で医療サービスをどのように整理して考えるのかという点において新しい。今までの議論は、個別の内容がバラバラに話しされ、全体像が議論されていない中、このように胃瘻患者がどのように地域内で暮らしていくのか、そしてそれを支える地域内資源があるのかと考えることで解決策にも繋げやすい方法と言える。また胃瘻だけでなく、これから発生する医療サービス全部に当てはめることが可能という意味で汎用性も有する。これからの日本の高齢化社会は、新たな医療サービスが発生するたびにその技術をどう扱えばよいのか困惑することは必至であり、扱い方を考える分析フレームワークを考案するものである。
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目次 |
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キーワード |
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NDC |
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言語 |
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資源タイプ |
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ジャンル |
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著者版フラグ |
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関連DOI |
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アクセス条件 |
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最終更新日 |
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作成日 |
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所有者 |
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関連アイテム |
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