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KO40002001-00002011-0040  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル エネルギー供給の不確実性を考慮した電源ポートフォリオのCVaR最適化  
カナ エネルギー キョウキュウ ノ フカクジツセイ オ コウリョシタ デンゲン ポートフォリオ ノ CVaR サイテキカ  
ローマ字 Enerugi kyokyu no fukakujitsusei o koryoshita dengen potoforio no CVaR saitekika  
別タイトル
名前 The CVaR optimization of energy portfolio considering uncertainty in energy supply  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 園崎, 貴博  
カナ ソノサキ, タカヒロ  
ローマ字 Sonosaki, Takahiro  
所属  
所属(翻訳)  
役割 Dissertant  
外部リンク  

名前 西村, 秀和  
カナ ニシムラ, ヒデカズ  
ローマ字 Nishimura, Hidekazu  
所属  
所属(翻訳)  
役割 Thesis advisor  
外部リンク  
 
出版地
横浜  
出版者
名前 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク ダイガクイン システム デザイン・マネジメント ケンキュウカ  
ローマ字 Keio gijuku daigaku daigakuin shisutemu dezain manejimento kenkyuka  
日付
出版年(from:yyyy) 2011  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
89 p.  
上位タイトル
名前  
翻訳  
 
 
 
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
去る2011年3月に発生した福島第一原発事故よって, 電力会社は大きな損害を被っただけでなく, 広域にわたる電力不足の問題が発生した. これらの原因のーっとして, 原子力発電システムの確率は低いが, 大規模な損害を生じるリスク(以下, 安全性リスク)を過小評価していたことが挙げられるこれまで, 日本のエネルギ一政策として,  3E(Economic growth,  Energy security,  Environmental protection) が掲げられてきた.
しかし, 原発事故以降の電源構成の割合を決定する電源ポートフォリオ問題を考える上では,  3Eに加えて安全性の指標を導入する必要があると考えられる. これまでの関連研究では, 石炭火力, 石油火力,  LNG火力から構成される化石燃料エネルギーと新エネルギーと水力から構成される再生可能エネルギーのエネルギーセキュリティや環境性における不確実要因を定義し, 安全性リスクを考慮して電源ポートフォリオを最適化する研究がなされてきた. しかしながら, 本研究で問題としている原子力の安全性リスクを考慮し, 化石燃料, 再生可能エネルギーを含めた電源ポートフォリオの最適化を検討した研究は見当たらない.
本研究では, 化石燃料, 原子力, 再生可能エネルギーの電源について,  3Eに関連する不確実性要因を考慮するとともに, それらが持つ安全性リスクを最適化する電源ポートフォリオを決定することを目的としている電源ポートフォリオは, ある信頼水準を超える損失の期待値をリスク尺度とするCVaR (Conditional Value at Risk) を安全性の指標として用いて, それを最適化することによって決定するまた, 平均からの分散をリスク尺度とする平均・分散ポートフォリオの結果と比較分析を行うことによって, 電源ポートフォリオにCVaR最適化を用いることの優位性を検討している.
最適化計算の結果では, 同じ収益性のもとではCVaR最適化ポートフォリオの方が再生可能エネルギーを中心により多くの電源を取り込み, 電源の安全性を考慮する際の優位性が示されている. 事業の意思決定を複数のシナリオで評価するリアルオプション理論にて算出された原子力の最適廃止タイミングを考慮した平均・分散ポートフォリオでは, 原子力の減少分は化石燃料エネルギーで補われるそれに対して,  CVaR最適化ポートフォリオではその減少分は再生可能エネルギーによって補われる. また, 石炭火力,  LNG火力は中・長期的に安定的に収益性のある電源として多く活用されるとしづ結果を得ている. 石油火力, 原子力に関しては収益性と安全性が低く, 時聞の経過に伴って, 次第にその割合は減少してしベ電源となると推測されている.
以上より, 本論文では電源の安全性リスクの問題に対して提案した電源ポートフォリオのCVaR最適化の有効性が示されている.
 
目次

 
キーワード
エネルギー供給  

電源ポートフォリオ  

CVaR最適化  

リアルオプション  

不確実性  
NDC
 
注記
修士学位論文. 2011年度システムエンジニアリング学 第68号
 
言語
日本語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Thesis or Dissertation  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Sep 24, 2021 13:22:46  
作成日
Jul 25, 2012 09:00:00  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Sep 24, 2021    抄録 内容,注記 を変更
 
インデックス
/ Public / (SDM)システムデザイン・マネジメント研究科 / Master's thesis / Academic Year 2011
 
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