慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)KeiO Associated Repository of Academic resources

慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)

ホーム  »»  アイテム一覧  »»  アイテム詳細

アイテム詳細

アイテムタイプ Article
ID
KO40002001-00002010-0019  
プレビュー
画像
thumbnail  
キャプション  
本文
KO40002001-00002010-0019.pdf
Type :application/pdf Download
Size :4.2 MB
Last updated :Nov 1, 2021
Downloads : 2611

Total downloads since Nov 1, 2021 : 2611
 
本文公開日
 
タイトル
タイトル 航空機を用いた微小重力実験における熱物性測定システムの最適化 : 可変重力場における高温物体まわりの数値流体シミュレーション  
カナ コウクウキ オ モチイタ ビショウ ジュウリョク ジッケン ニ オケル ネツブッセイ ソクテイ システム ノ サイテキカ : カヘン ジュウリョクバ ニ オケル コウオン ブッタイ マワリ ノ スウチ リュウタイ シミュレーション  
ローマ字 Kokuki o mochiita bisho juryoku jikken ni okeru netsubussei sokutei shisutemu no saitekika : kahen juryokuba ni okeru koon buttai mawari no suchi ryutai shimyureshon  
別タイトル
名前 Optimization of thermophysical property measurement system under microgravity condition using a parabolic flight of a jet plane : numerical simulation of fluid around a high temperature body under variable gravity field  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 柿倉, 圭吾  
カナ カキクラ, ケイゴ  
ローマ字 Kakikura, Keigo  
所属  
所属(翻訳)  
役割 Dissertant  
外部リンク  

名前 日比谷, 孟俊  
カナ ヒビヤ, タケトシ  
ローマ字 Hibiya, Taketoshi  
所属  
所属(翻訳)  
役割 Thesis advisor  
外部リンク  
 
出版地
横浜  
出版者
名前 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク ダイガクイン システム デザイン・マネジメント ケンキュウカ  
ローマ字 Keio gijuku daigaku daigakuin shisutemu dezain manejimento kenkyuka  
日付
出版年(from:yyyy) 2010  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
iv, 54 p.  
上位タイトル
名前  
翻訳  
 
 
 
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
溶接などの工業的プロセスにおいて問題となる, 表面張力に及ぼす雰囲気酸素分圧の影響を明らかにするため, 電磁浮遊させた溶融金属液滴に液滴振動法を適用し, 雰囲気酸素分圧を制御した条件で測定を行っている. 電磁浮遊法では, 液滴の形状が卵形に変形し, 振動周波数の解析が困難になるため, 真球形状を維持できる微小重力環境の利用が最も好ましい. 筆者の所属する研究グループでは, 航空機を用いた微小重力実験(PFLEX 実験: Parabolic Flight Levitation EXperimental facility 実験)を行い, 表面張力の酸素分圧依存性の解明を行っている. 本研究では, 限られた条件で行われるPFLEX実験のオペレーションをシステム工学の手法を用いて最適化することを試み, 航空機実験において特有な機首引き上げ時の過重力状態が, 酸素分圧制御に及ぼす効果について数値流体力学を用いて解析を行い, 微小重力状態ならびに過重力のいずれにおいても利用可能なガラス管利用による酸素分圧制御法を提案した.
第1章では, 表面張力測定法,および航空機を用いた微小重力下でのPFLEX 実験を実施する意義を述べる.
第2章では, システムエンジニアリングの概念を用いて, PFLEX 実験の解析を行い,実験オペレーションの最適化を行った. 航空機実験で得られる微小重力環境は20秒程度と短く, 解析的なオペレーションデザインが求められる. すなわち, 暗黙知の形式知化である. 重力加速度の変化を加味した酸素分圧制御法の検証をおこなうことが, とりもなおさず, PFLEX 実験システム全体の最適化になることをあきらかにした.
第3章では, CFD(数値流体力学)を用いて, 現状の吹き付けによる酸素分圧制御が不完全であることを指摘した. また, それに代わる新たな酸素分圧制御法(ガラス管利用)を提案し, 解析を行った. その結果, ガラス管を導入することにより, 適切な条件下では, 酸素分圧の制御性が改善されることを示した; 流入ガス速度が0.05m/s より大きく0.5m/s 以下であればよい.
第4章では, 第2章と第3章に示した結果を考察し, PFLEX実験システム全体の最適化を行った. さらに, 本研究で作成したPFLEX用計算コードの検証が, 地上実験との比較においてなされることを示した. 流体力学における相似則より, 浮力対流の強度を示す無次元グラスホフ数と慣性力を示す無次元レイノルズ数の二乗の比Gr/ Re2をパラメータとして参照すれば, 航空機上での可変な重力加速度と可変な流速を組み合わせることにより, 雰囲気酸素分圧が制御可能な条件を適切に選択できる. 本計算の妥当性が示されれば, 本計算コードを用いて, PFLEX実験における流体挙動を予測できることになる.
第5章では, 本研究で得られた結果をVモデルを用いて整理した. 今後の課題は, 本数値計算結果を地上実験の結果と比較して妥当性を実験的に検証することである.
 
目次

 
キーワード
最適化オペレーション  

微小重力実験  

熱物性測定  

表面張力  

数値流体シミュレーション  
NDC
 
注記
修士学位論文. 2010年度システムデザイン・マネジメント学 第42号
 
言語
日本語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Thesis or Dissertation  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Nov 01, 2021 13:01:13  
作成日
Jul 27, 2011 09:00:00  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Nov 1, 2021    抄録 内容,注記 を変更
 
インデックス
/ Public / (SDM)システムデザイン・マネジメント研究科 / Master's thesis / Academic Year 2010
 
関連アイテム
 

ランキング

最も多く閲覧されたアイテム
1位 出生率及び教育投... (387) 1st
2位 『疱瘡除』と『寿... (376)
3位 731部隊と細菌戦 ... (352)
4位 新自由主義に抗す... (338)
5位 物語に基づく反復... (273)

最も多くダウンロードされたアイテム
1位 中和滴定と酸塩基... (723) 1st
2位 アセトアニリドの... (561)
3位 日本における美容... (445)
4位 学生の勉強方法に... (424)
5位 新参ファンと古参... (373)

LINK

慶應義塾ホームページへ
慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション
慶應義塾大学メディアセンター本部
慶應義塾研究者情報データベース