本研究では、食べ物の写真と食べ物翻訳システムを利用することで、食文化の違いを伝え、コンミュニケーションを促進するライフプラットフォームを構築する。インターネット技術の発達で、様々なプラットフォームが提供される。しかし、信頼性が低い情報の氾濫による社会不安、個人の時間浪費という問題も生じる。また、言語問題によるコミュニケーションが困難により、価値がある生活情報を獲得する機会がなくなるという問題もある。本研究はは生活に役に立つ情報が発信し、言語の制限受けない機能を持つ、理想的ななライフコンテンツを交換するプラットフォームを提案した。それに従って、EATnaviという食べ物の写真の交換、味の表現をするアイコン、数値を利用してコミュニケーションを行うプラットフォームを実装した。飲食店で注文した食べ物や自分が作った料理の写真を携帯やパソコンなどを通じて、リアルタイムに「EATnavi」に投稿し、異なる国のユーザーに向けて公開する。他の国や地域の食べ物の写真をみたり、食べ物翻訳システムを利用し、他の食べ物の写真を評価させるコミュニケーションを行わせ、異なる食べ物の経験の共有する事により、異文化に関する理解を深め、より豊な「共生社会」を進化させる。実装したライフプラットフォームについて評価実験を行った。その結果は生活に役立つライフコンテンツの発信が実現し、そのサービスもユーザに利便性をもたらすことが明らかになった。

修士学位論文. 2011年度メディアデザイン学 第181号