国民所得の面から見た,日本,アメリカ,イギリス,ドイツの経済を比較する。歳出の対GDP割合は,ドイツよりは大きいが,イギリスよりも大幅に小さい。租税の対GDPに占める割合は,ドイツよりも大きい。国税と地方税の割合は,イギリス,ドイツよりもかなり大きく,ここにアメリカ的地方分権の行き過ぎが見られる。社会保障費の割合は4カ国の中で,我が国が非常に低く,反対に教育費に対する割合は異常に高い。国民所得の面から見た産業構造を見ると,第1次産業の割合は,日本が異常に高く,第3次産業の割合は,4カ国の中で最も低い。又,
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