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2018000005-20180071  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル 世界の砂州地形に関する総括的研究  
カナ セカイ ノ サス チケイ ニ カンスル ソウカツテキ ケンキュウ  
ローマ字 Sekai no sasu chikei ni kansuru sōkatsuteki kenkyū  
別タイトル
名前 Studies on coastal ridges in the world  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 松原, 彰子  
カナ マツバラ, アキコ  
ローマ字 Matsubara, Akiko  
所属 慶應義塾大学経済学部教授  
所属(翻訳)  
役割 Research team head  
外部リンク  
 
出版地
 
出版者
名前 慶應義塾大学  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク  
ローマ字 Keiō gijuku daigaku  
日付
出版年(from:yyyy) 2019  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
1 pdf  
上位タイトル
名前 学事振興資金研究成果実績報告書  
翻訳  
 
 
2018  
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
本研究の目的は,世界の海岸線の15%を占める砂州地形を対象に,著者によるものを含む過去の研究成果を総括し,完新世における地形発達過程の特徴を明確にすることである。地球上の砂州地形を代表するバリアー・システムは,テクトニクスから見て非活動的縁辺域(Trailing-edge coasts)に広く分布している。また,砂州地形の形成条件として,十分な堆積物供給と地形形成の場の存在が指摘されている。日本列島はテクトニクスから見て地殻変動が活発な島弧-海溝系に位置するが,海岸低地には普遍的に砂州地形が分布している。
今年度は,著者が行ってきた日本列島の砂州地形発達の復元結果を,過去1世紀以上に及ぶ地球上の他地域で蓄積されてきた砂州地形研究の成果と比較したうえで,砂州地形形成過程における共通性と地域性を明らかにし,その中での日本列島の特異性を抽出することを試みた。世界の砂州地形を発達史的な観点から見ると,バリアーの形成には完新世における地球規模の海面上昇が最も重要な要因であることが明らかになっている。海面上昇速度が速い完新世前半には,バリアーが陸側に向かって移動しながら発達していくのに対して,完新世後半の海面上昇速度低下期には堆積速度が海面上昇速度を上回るために,浜堤列が海側に発達する傾向が認められる。日本列島に発達する砂州地形についても,地域の自然地理学的条件(テクトニクス,基盤地形,堆積物供給など)にかかわらず,完新世という長期的な時間スケールにおいては,地球規模の気候変化に伴う海面変化が,砂州の形成・発達過程に最も重要な要因であることが明確になった。一方,それぞれの地域におけるテクトニクス,基盤地形,堆積物供給などの諸条件の違いは,現在の地形として確認できる砂州地形の形態や,浜堤列の数などの違いとして表れていることが具体的に示された。
Coastal ridges such as coastal barriers and beach ridges are widely distributed along stable trailing edge coasts across the globe. The primary requisites for the formation of coastal ridges are sufficient sediment supply, processes allowing the development and maintenance of the ridges, and and appropriate geomorphic setting. Although the Japanese Islands belong to tectonically active areas including island arcs and trench systems, coastal ridge landforms are generally distributed on the coastal lowlands of this area.
Considering the geomorphic development of coastal ridges, studies on barrier complexes worldwide have shown that the rise in sea level during the Holocene was a major factor affecting the development of coastal barriers. Generally, barriers developed and transgressed landward when the sea level was rapidly rising. In contrast, the barriers began to grow seaward when sedimentation rate exceeded the rate of sea level rise. Following this, beach ridges also began to develop in seaward direction.
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記

 
言語
日本語  

英語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Research Paper  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Oct 24, 2022 13:35:39  
作成日
Oct 24, 2022 13:35:39  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Oct 24, 2022    インデックス を変更
 
インデックス
/ Public / 塾内助成報告書 / 学事振興資金研究成果実績報告書 / 2018年度
 
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