慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)KeiO Associated Repository of Academic resources

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2017000001-20170146  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル 唐話辞書に見られる幕末明治期の俗語研究  
カナ トウワ ジショ ニ ミラレル バクマツ メイジキ ノ ゾクゴ ケンキュウ  
ローマ字 Tōwa jisho ni mirareru bakumatsu Meijiki no zokugo kenkyū  
別タイトル
名前 Studies on "To-wa" dictionary : Japanese colloquial terms that appeared from the end of Edo era to the beginning of Meiji era  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 木村, 義之  
カナ キムラ, ヨシユキ  
ローマ字 Kimura, Yoshiyuki  
所属 慶應義塾大学日本語・日本文化教育センター教授  
所属(翻訳)  
役割 Research team head  
外部リンク  
 
出版地
 
出版者
名前 慶應義塾大学  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク  
ローマ字 Keiō gijuku daigaku  
日付
出版年(from:yyyy) 2018  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
1 pdf  
上位タイトル
名前 学事振興資金研究成果実績報告書  
翻訳  
 
 
2017  
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
2017年度は, 引き続き谷口松軒『魁本大字類苑』の語彙・表記の全貌を明らかにするために, 語彙データベースを完成させることに力を傾けた。2016年度までに約88%の入力が完了したが, 2017年度に入力は100%完成したことになる。
その結果, のべ語数で55065語, 異なり語数で26435語の規模となった。ただし, 本資料は, 単語レベルのみならず, 句レベルでも見出し語として立っているため, それをさらに短単位に区切ったデータを示すにはもう少し時間が必要となる。2016年度の報告で記したように, 『魁本大字類苑』の白話語彙に付された日本語に, (1)方言の利用, (2)江戸期までの外来語の使用例, (3)俗語と白話語彙の豊富な対応例, といった特徴を指摘したが, 漢語を観察の中心にすえると, 漢語の出典は中国古典にあるものの, 日本側の文献で活発に使われるようになるのが, 近代以降になる例が発見できる。一例を挙げれば, life, livelihoodなどの訳語としてどのような語が用いられたのかをという視点で考察を加えた「生活」である。現代語の「生活(セイカツ)」は, 近代以前に日常語となっていたとは考えられず, 本資料の記載では, 「セイカツ」に関連する和語から例を求めてみると「クチスギ : 餬, 餬口, 生活。クラシテヰル : 挙火, 生活, 衣食。スギワイ・スギハヒ : 生業, 産業, 営生, 為生, 過活, 活計, 養口。スギハヒノモト : 資產。スギハヒヲカセグ : 赶過活 : ナリハヒ : 活業, 活計, 生計, 営生。ヨワタリ : 生活。ヨワタリゴト : 生計, 活計。ヨワタリノワザ : 営業。」のような関係があった。すなわち, 「セイカツ」は「世渡り」のように, 生きて行くためのてだて, 生きるすべ, として用いられ, 現在のような「学生生活」「生活環境」のような用法はまだ発達していないことが明らかになった。近代の日常用語として「生活」が用いられるようになるのは, 20世紀初頭で, それ以前は「活計」が「生計」の意味領域をカバーする用法を持ち, 広く使われていたが, 「生活」の使用範囲は狭かったと考えられる。このように, 近代の準備期間に当る幕末明治初期の文献から得られるテーマは豊富であり, そのことを知るためにも本資料の語彙データ作成は有効であったと考えられる。
こうした本資料の辞書としての位置づけは, 沖森卓也・木村義之ほか編(2017, おうふう)『図説 近代日本の辞書』に「専門辞書」の項で概説し, 個別辞書の解題を行った。また, 「生活」に関する考察は, 沖森卓也編(2018予定, 三省堂)『歴史言語学の射程』に「近代用語としての「生活」とその周辺」としてまとめた。
At the year of 2017, I consequently constructed the terminology database of ‘Kaihon Daijiruien' (魁本大字類苑) edited by Taniguchi Shōken (谷口松軒). Until the year of 2016, I had finished inputting about 88% of the whole data, and until the year of 2017, I completely finished the task of constructing the database. The database includes 55,065 words as a whole, and 26,435 words as different terms.
I already pointed out in my report of 2016 that we could find these unique data in ‘Kaihon Daijiruien' : 1) Dialectical terms, 2) Loanwords that were used until the Edo period, 3) Colloquial Chinese terms with Japanese clarification. As for Chinese terms, ‘Kaihon Daijiruien' proves that some Chinese terms started to appear frequently in Japanese books after the modern period, not in the Edo period.
For example, let's see the term 「seikatsu (生活)」. In the modern period, this term normally means "life, livelihood". However, according to ‘Kaihon Daijiruien', it was not used as a daily term to indicate 「生活」. At this point, 「生活」 mainly referred to a method of living, to an action to make a living, unlike the modern period. Searching similar terms to the modern usage of 「生活」, we can find 「クチスギ」 「クラシテヰル」 「スギハヒ」 「ナリハヒ」 「ヨワタリ」 etc. as Japanese originated terms. Assuming from this data, the modern usage of 「生活」, such as 「gakusei seikatsu (学生生活)」 「seikatsu kankyō (生活環境)」, has not emerged in this period. The modern usage of 「生活」 appeared at the beginning of 20th century, and until then, the Chinese term 「kakkei (活計)」 had been used instead. In this way, ‘Kaihon Daijiruien' shows us various themes when researching the terminology from the end of the Edo era to the beginning of the Meiji era, which we can call the dawn of the modern period. From this point of view, the database of ‘Kaihon Daijiruien' would be very helpful in the future research.
As for ‘Kaihon Daijiruien', I clarified it as a historical data resource in the following literature : 沖森卓也・木村義之ほか編(2017, おうふう)『図説 近代日本の辞書』(「専門辞書」).
As for the term 「生活」, I wrote the following thesis : 「近代用語としての「生活」とその周辺」 (沖森卓也編(2018, 三省堂)『歴史言語学の射程』, scheduled to be published)
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記

 
言語
日本語  

英語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Research Paper  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Jul 26, 2019 10:13:06  
作成日
Feb 21, 2019 13:16:01  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Feb 21, 2019    インデックス を変更
Jul 26, 2019    著者,上位タイトル 名前,抄録 内容 を変更
 
インデックス
/ Public / 塾内助成報告書 / 学事振興資金研究成果実績報告書 / 2017年度
 
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