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KO40002001-00002010-0021  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル 金属資源を考慮したクリーンエネルギー自動車のグローバルポートフォリオ最適化モデルと銅資源制約の評価  
カナ キンゾク シゲン オ コウリョシタ クリーン エネルギー ジドウシャ ノ グローバル ポートフォリオ サイテキカ モデル ト ドウシゲン セイヤク ノ ヒョウカ  
ローマ字 Kinzoku shigen o koryoshita kurin enerugi jidosha no gurobaru potoforio saitekika moderu to doshigen seiyaku no hyoka  
別タイトル
名前 Optimization model for global portfolio of clean energy vehicles considering metal resources and evaluation for copper resource constraint  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 加藤, 桂太  
カナ カトウ, ケイタ  
ローマ字 Kato, Keita  
所属  
所属(翻訳)  
役割 Dissertant  
外部リンク  

名前 中野, 冠  
カナ ナカノ, マサル  
ローマ字 Nakano, Masaru  
所属  
所属(翻訳)  
役割 Thesis advisor  
外部リンク  
 
出版地
横浜  
出版者
名前 慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク ダイガクイン システム デザイン・マネジメント ケンキュウカ  
ローマ字 Keio gijuku daigaku daigakuin shisutemu dezain manejimento kenkyuka  
日付
出版年(from:yyyy) 2010  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
iii, 79 p.  
上位タイトル
名前  
翻訳  
 
 
 
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
高まる環境・エネルギー制約の中, 新興国のモータリゼーションの進展を背景に乗用車部門における対策が重要になっており, EV(電気自動車)を始めとした様々なCEV(クリーンエネルギー自動車)の技術開発が世界中で進められている. 世界的にEV100%を掲げる国が多い一方, 電源構成の悪い中国やインドではEVは向かないなど, 国や研究者により様々な議論があり, 決定的な方向性は示されていない. しかしながら資金は限られており, その中で効率的なCEV導入とCO2排出量削減を実現するためには, 将来の最適車種構成やCO2削減効果を明らかにし, 意思決定者の技術戦略の指針となる結果を示す必要がある. 一方, CEVでは使用される金属の種類や量が変化するが, 一部の金属は可採年数や偏在による供給不安が指摘されており, 中でも銅の供給リスクが高い. したがって, 金属資源を考慮した車種構成の分析が必要であるが, 既往研究は経済合理的な車種構成の分析に留まる. また, CO2削減量とその削減に必要となる銅量の関係を明らかにしておくことが望ましい. 
本研究は, はじめに, 各車種のコスト・CO2排出量原単位・金属資源量に基づき, 世界6地域の最適車種構成を線形計画法により導出する最適化モデルを構築し, シミュレータをExcel上に実装した. 
次に, 事例研究として銅を対象に, 2005年排出量を基準とした各年次のCO2削減量を制約値とし, 総コスト(車両購入費用, 保有期間費用の世界総計)あるいは金属消費量最小化の2つのケースを目的関数として定義して最適化計算を行った. なお, これらの最適化問題は, 両ケースともに主問題と双対問題の関係であり, 目的関数と制約条件を入れ替えても同じ最適解が得られるが, 本研究では金属資源を考慮する場合としない場合の最適ポートフォリオの違いを比較することを1つの目的としていることから, その比較を可能とするために, 制約条件をCO2削減量に統一した上で, 異なる2つの目的関数を定義し, 両ケースの最適化問題を解いた. 
結果, 総コスト最小化ケースでは, 主としてEVとPHEV(プラグインハイブリッド自動車)を導入することが最適となった. 他方で, 銅消費量最小化ケースでは, EVは同様に選択されたが, PHEVではなく銅使用量が尐ないFCV(燃料電池車), CDV(クリーンディーゼル車)を導入することが最適となり, ポートフォリオが大きく異なった. 銅の供給リスクが指摘されている現状では, 費用対CO2削減効果が高いPHEVだけでなく, FCVやCDVの導入も検討する必要があると言える. 
最後に, CO2削減量とその実現に必要となる銅量の関係を対応付けることにより, 銅資源制約の評価指標を得た. 仮に, 2050年排出量目標値を2005年比15%削減とする場合, それを実現する上では, 2040年に2010年時点での需要の4倍以上となる約400万トンまで需要が増加し, 現状に基づき供給量を予測すると, 約170万トン(EV約3300万台分)近くの銅が不足する可能性がある. この結果は, 政府の銅確保戦略, 企業の代替技術開発戦略立案の指針として生かすことができると考えられる.
 
目次

 
キーワード
クリーンエネルギー自動車  

車種構成  

線形計画法  

金属資源  

銅  
NDC
 
注記
修士学位論文. 2010年度システムエンジニアリング学 第28号
 
言語
日本語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Thesis or Dissertation  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Nov 01, 2021 13:21:19  
作成日
Jul 27, 2011 09:00:00  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Jul 27, 2011    フリーキーワード, 抄録, キーワード を変更
Apr 4, 2012    フリーキーワード, 抄録, 版, 本文, キーワード を変更
Nov 1, 2021    注記 を変更
 
インデックス
/ Public / (SDM)システムデザイン・マネジメント研究科 / Master's thesis / Academic Year 2010
 
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