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KO12005001-00002022-0086  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル 文理融合人材輩出のための大学教育改革 : 人と科学技術の共生を実現するために  
カナ ブンリ ユウゴウ ジンザイ ハイシュツ ノ タメ ノ ダイガク キョウイク カイカク : ヒト ト カガク ギジュツ ノ キョウセイ オ ジツゲンスル タメ ニ  
ローマ字 Bunri yūgō jinzai haishutsu no tame no daigaku kyōiku kaikaku : hito to kagaku gijutsu no kyōsei o jitsugensuru tame ni  
別タイトル
名前  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 小久保, 智淳  
カナ コクボ, マサトシ  
ローマ字 Kokubo, Masatoshi  
所属 慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程  
所属(翻訳)  
役割  
外部リンク  

名前 石川, 晃  
カナ  
ローマ字  
所属 慶應義塾大学理工学部訪問教授; (株) 日立製作所研究開発グループ技術戦略室技術顧問  
所属(翻訳)  
役割 Thesis advisor  
外部リンク  

名前 牧野, 司  
カナ  
ローマ字  
所属 慶應義塾大学理工学部訪問教授; 特定非営利活動法人CeFIL客員研究員; 元 (株) 東京海上研究所  
所属(翻訳)  
役割 Thesis advisor  
外部リンク  
 
出版地
横浜  
出版者
名前 慶應義塾大学 博士課程教育リーディングプログラム オールラウンド型「超成熟社会発展のサイエンス」事務局  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク ハクシ カテイ キョウイク リーディング プログラム オールラウンドガタ「チョウセイジュク シャカイ ハッテン ノ サイエンス」ジムキョク  
ローマ字 Keiō gijuku daigaku hakushi katei kyōiku rīdingu puroguramu ōruraundogata "Chōseijuku shakai hatten no saiensu" jimukyoku  
日付
出版年(from:yyyy) 2023  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
 
上位タイトル
名前 超成熟社会発展のための政策提言書  
翻訳  
 
 
2022  
 
開始ページ [1]  
終了ページ 18  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
我々の社会や日常生活は、科学や科学技術から大きな影響を受けている。例えば、人類の歴史を振り返っても、天動説、微分積分、印刷技術、インターネットなどさまざまな科学的知見や技術が、未知を既知へと変え、新たな可能性を拓いてきた。
他方で、科学技術は可能性だけでなく、様々な課題をもたらすこともある。時間や空間の制約を超えて人と人とを繋いだ情報技術や、情報のカオスを意味あるビックデータに変貌させたAIは、政治のあり方を変容させ、民主主義の“もろさ”を露呈させた。さらには、社会に存在していた分断を可視化し、それによって、さらなる分断を再生産している現状にある。
このような現実を前にして、今日では、どうすればテクノロジーと上手く付き合い、それを使いこなすことができるのか。技術のもつ可能性とリスクの双方を目の前にして、いかにして、規制と促進との適切なバランスを実現すべきか。こうした問いが、大きな意味を持つものとして再認識されるようになった。
これについて、最近では、テクノロジーガバナンスが意識され、研究開発された技術をベースに未来を描くのではなく、バックキャストで未来を描く必要性が説かれるようになった。具体的には、科学(技術)の研究プロジェクトにおいてもELSI(Ethical Legal Social Issues)や、RRI(Responsible Research and Innovation)にかかる世界的な取り組みが始まりつつある。
そして、バックキャストで未来を描くために必要な“知”とは、文系・理系という従来の学問による区分を超えた文理融合知に他ならない。つまり、文系と理系が共に在るべき未来を描き、人類と技術の共生を実現させることが求められているのである。そして、その実現のためには、文理の壁を超えた“文理融合の知”を備えた人材を育成し、輩出していくことが不可欠の条件である。しかし、残念ながら、我が国の高等教育(特に大学教育)は、文理融合の知を教育するプラットフォームとして機能を十分に果たしているとは言えない状況にある。
そこで、本提案では大学の学部時代の教育からカリキュラムの柔軟な選択を可能にする文理融合人材育成のコースを設けることを提言するものである。そこでは、文理融合の知を実践に耐えうるものに鍛え上げるために、社会人メンター制度を取り入れ、実社会の課題に挑戦する演習型授業を実施する。最後に、学士卒業時点においては、デュアル・ディグリーの取得を目指すことで、文理融合の知のクオリティーコントロールを実現したい。
本提言の狙いは、総合大学の学士課程に在籍する学生、特に文系学生に対して、文理融合の知を訓練することで、文理の垣根を超えてあるべき未来像を描くことに貢献できる人材を輩出することである。そして、あるべき未来を見据え、社会を先導し得る文理融合人材を輩出することは、実社会において文理融合の知を創発することにも貢献すると考えている。それにより、技術と人類の共生という世界が挑んでいる難問についても、我が国が世界に先駆けて、一定の回答を与えることができると信じている。

提言先:
内閣府 科学技術・イノベーション推進事務局
文部科学省 高等教育局
慶應義塾大学
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記
2022年度発表者 政策提言書04
 
言語
日本語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Research Paper  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Jun 06, 2023 09:47:23  
作成日
Jun 01, 2023 14:19:34  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Jun 1, 2023    インデックス を変更
Jun 6, 2023    著者 著者ID,著者 名前,著者 カナ,著者 ローマ字,著者 所属,著者 所属(翻訳),著者 役割,著者 外部リンク,上位タイトル 年,抄録 内容 を変更
 
インデックス
/ Public / 博士課程教育リーディングプログラム「超成熟社会発展のサイエンス」 / 政策提言書 / 2021/2022年度
 
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