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AN00234698-20110800-0027  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル 拡大する負債概念と収益および株主持分への影響  
カナ カクダイスル フサイ ガイネン ト シュウエキ オヨビ カブヌシ モチブン エノ エイキョウ  
ローマ字 Kakudaisuru fusai gainen to shueki oyobi kabunushi mochibun eno eikyo  
別タイトル
名前 The conceptual expansion of liabilities and its effects on revenue recognition and shareholders' equity  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 藤田, 敬司  
カナ フジタ, タカシ  
ローマ字 Fujita, Takashi  
所属 立命館大学経営学部客員教授  
所属(翻訳)  
役割  
外部リンク  
 
出版地
東京  
出版者
名前 慶應義塾大学出版会  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク シュッパンカイ  
ローマ字 Keio gijuku daigaku shuppankai  
日付
出版年(from:yyyy) 2011  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
 
上位タイトル
名前 三田商学研究  
翻訳 Mita business review  
54  
3  
2011  
8  
開始ページ 27  
終了ページ 43  
ISSN
0544571X  
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
第1章. 負債といえば通常は法的債務またはそれに準ずるものに限定されるわが国であるが, 退職給付債務や資産除去債務へと負債概念が拡大していることを改めて確認する。これは単に欧米会計基準への収斂のみに起因するのではない。退職給付債務会計基準が定着した背景には労働コストの後払い部分に対する新たな認識や年金数理の発達が, また資産除去債務会計の背景には原発, アスベスト等, 環境問題の深刻化があったものと思われる。実務としての会計は, 概念の発達だけではなく, 現実の要請が働かなければ前進しないからである。
 第2章. 概念フレームワークを含む欧米会計基準などにおける負債は, 現象面では法的債務以外に推定的債務へ, さらには倫理的配慮へと拡大している。もっとも, 倫理的配慮がいつしか推定的・衡平法上の債務となり, それが立法行政のプロセスを経ることによって法的債務として定着したというのが実際の拡大過程であり, その背景には収益費用中心観から資産負債中心観への移行があったことは, 引当金会計の比較を通じて明らかになる。前者では負債を推定的債務をも含めて幅広く認識することが会計情報の使命であり, 後者では, 当期負担に限定して認識すれば事足りるからである。
 第3章. IASB/FASBによる収益認識に係る公開草案(ED)を中心として, 製品保証等の負債認識が拡大する事例をとり上げ, わが国における民法改正草案を交錯させることによって法的背景を明らかにする。商品引渡時に潜在した欠陥については, いまの会計実務ではクレーム発生時に処理するが, EDでは引渡時に確率計算によって認識することになるからであり, それは瑕疵担保責任を債務不履行の一部とする民法改正案の考え方と呼応するからである。
 第4章. MAとライツ・イッシューの対価としての自社持分証券を給付する契約はすべて持分の増加を表すとは限らない会計基準をとり上げ, 負債証券か持分証券かという形式によらず, 実態に応じて持分から負債へと表示を改める基準について批判的検討を加える。
 
目次

 
キーワード
負債  

法的債務  

推定的債務  

衡平法上の債務  

倫理道徳的債務  

収益認識  

製品保証債務  

偶発債務  
NDC
 
注記
伊藤眞教授退任記念号=In honour of Professor Makoto Ito
論文
 
言語
日本語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Journal Article  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Apr 11, 2013 14:40:47  
作成日
Dec 02, 2011 09:00:00  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Aug 9, 2012    コメント, フリーキーワード, 抄録, 版, 本文, キーワード を変更
Apr 9, 2013    フリーキーワード, 出版者, 出版者 カナ, 出版者 ローマ字, キーワード を変更
Apr 11, 2013    フリーキーワード, 出版者, 出版者 カナ, 出版者 ローマ字, キーワード を変更
 
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/ Public / 商学部 / 三田商学研究 / 54 (2011) / 54(3) 201108
 
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