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AN00100104-19801100-0393  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル 春秋時代の楚の王権について : 荘王から霊王の時代  
カナ シュンジュウ ジダイ ノ ソ ノ オウケン ニ ツイテ : ソウオウ カラ レイオウ ノ ジダイ  
ローマ字 Shunju jidai no So no oken ni tsuite : Soo kara Reio no jidai  
別タイトル
名前 On the royal power of Chhu (楚) in Chhun Chhiu (春秋) Period  
カナ On the royal power of Chhu (ソ) in Chhun Chhiu (シュンジュウ) Period  
ローマ字 On the royal power of Chhu (So) in Chhun Chhiu (Shunju) Period  
著者
名前 安倍, 道子  
カナ アベ, ミチコ  
ローマ字 Abe, Michiko  
所属 東海大学文学部  
所属(翻訳)  
役割  
外部リンク  
 
出版地
東京  
出版者
名前 三田史学会  
カナ ミタ シガクカイ  
ローマ字 Mita shigakukai  
日付
出版年(from:yyyy) 1980  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
 
上位タイトル
名前 史学  
翻訳 The historical science  
50  
記念号  
1980  
11  
開始ページ 389  
終了ページ 410  
ISSN
03869334  
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
中岡における春秋・戦国時代という分裂・抗争の時代に、揚子江中流域を中心として北方の中原諸国と対峙した南方の雄は楚であった。この楚に関する研究は、同時代の他国のそれに比べて著しく遅れている。しかし、その強大化、さらにこの時代を通して強国たることを維持し続け得た原因については、これまで何人かの研究がなされている。すなわち、その強大化については春秋初期よりのいくつかの政治改革を通して楚が君権の強大化・中央集権的官僚政治の実現を目指したことに帰因するという説が出され、またその強国たることを維持し得た原因として、王室が世族勢力の伸長を防止する処置を伝統的にとっていた、とする説が出されている。これらの研究は、その問題としているところは楚の強大化、またその安定性であってそれぞれ異なっているが、いずれも楚においては王の権力が世族の勢力を抑えていたという見方をとっているように思われる。しかし、楚に関する史料を見ていくと、楚の王権が強力であったという見方に疑問をいだかせるような記述にしばしばぶつかることがある。また楚における世族勢力の強大さを説く説もあり、中でも宇都木章氏は戦国時代の楚の世族を研究され、戦国時代後半まで一貫して楚の政権の枢要を占めて、その国力維持を計ってきたのは世族であり、王はこの勢力を温存し、その力を自己の権力下に繰り入れることによって権力の強化と維持を計った、と説いておられる。このように楚の王権、特に世族勢力との関係については殆ど相反するような見解が従来出されている小論は、このような現状の楚の王権という問題について、春秋時代のほぼ中期に当たる荘王から霊王の時代を取り上げて、この時代王というものが楚の権力構造の中で実際にはどのような位置にあり、その権力の大きさはどれ程であったのか、を考察しようとするものである。荘王から霊王までを特に取り上げたのは、この時期が春秋時代の王権と楚国内の謝勢力との関係に関して、極めて示唆に富む状況を示しているように思われるからである。なお、この時代を考えるに当たり、小論は『左伝』を中心とした。
It has been said that the royal power of Chhu kings in Chhun Chhiu period was dominant, but some historians say that the power of Chhu belonged not to the kings but to the nobility (世族). So in this paper, I examined the power of kings starting from the reign of King Chuang (荘) to that of King Li (霊).King Chuang overthrew one of the most powerful noble families, 若敖氏, and formulated the plan to concentrate the power to the royal family. But gradually the royal family had lost the reliance of 国人 of Chhu, and the nobility came to gain the power again. Then King Li tried to restore the power only to himself, but this trial was soon betrayed by the group who had gained the support of 国人. In a word, the royal power of this period of Chhu kings was not absolute but was under the control of 国人.
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記
東洋史
第五〇巻記念号
 
言語
日本語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Journal Article  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Jan 18, 2012 09:00:00  
作成日
Jan 18, 2012 09:00:00  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
 
インデックス
/ Public / 文学部 / [史学] 史学 / 50 (1980) / 50(記念号) 198011
 
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