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2020000008-20200156  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル イソチアゾロンを用いた不斉Diels–Alder反応の開発  
カナ イソチアゾロン オ モチイタ フセイ Diels–Alder ハンノウ ノ カイハツ  
ローマ字 Isochiazoron o mochiita fusei Diels–Alder hannō no kaihatsu  
別タイトル
名前 Study for development of asymmetric Diels–Alder reaction using isothiazolone  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 小椋, 章弘  
カナ オグラ, アキヒロ  
ローマ字 Ogura, Akihiro  
所属 慶應義塾大学理工学部助教  
所属(翻訳)  
役割 Research team head  
外部リンク  
 
出版地
 
出版者
名前 慶應義塾大学  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク  
ローマ字 Keiō gijuku daigaku  
日付
出版年(from:yyyy) 2021  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
1 pdf  
上位タイトル
名前 学事振興資金研究成果実績報告書  
翻訳  
 
 
2020  
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
ビシクロ[2.2.1]ヘプタジエン骨格は橋頭位の2つの炭素が不斉炭素である二環性骨格であり、これまで不斉配位子やラベリング剤などとして用いられてきた。しかしその合成法はラセミ体やメソ体として骨格を構築してから数工程をかけて官能基化を行うもので、骨格自体のバリエーションに乏しく総収率の観点からも効率的であるとは言えない。本研究では、イソチアゾロンをジエノフィルとして用い、各種環状ジエンと不斉Diels–Alder反応を行うことで、ビシクロヘプタジエン骨格の効率的かつ網羅的な合成手法の開発を目指した。
4位または5位にハロゲンを有するイソチアゾロンに対して、各種不斉Lewis酸触媒存在下、ジエノフィルとしてフランを作用させ、ビシクロ[2.2.1]ヘプテン骨格をエナンチオ選択的に構築することを試みた。種々の不斉触媒を共存させ反応を試みたが、ハロゲン置換基の存在に起因する立体障害により反応の進行が遅く、大過剰のフランを作用させても中程度の収率にとどまる事が多かった。またそのエナンチオ過剰率は最大でも5%程度であり、基質自体のかさ高さによる触媒との立体反発により、不斉場が構築されなかったものと考察している。
また、得られたDiels–Alder反応成績体に塩基を作用させることで、ハロゲン化水素の脱離を伴い、目的のビシクロ[2.2.1]ヘプタジエン骨格への変換を目指した。しかし、三環性骨格のひずみによると思われる反応性の低さにより、目的の反応は進行しなかった。保護基の除去やイソチアゾールの開環などで反応性の変化を期待したが、これらの反応も意図しない副反応により進行しなかった。
Bicyclo[2.2.1]heptadiene skeleton has two stereogenic centers at bridgehead positions, and has been used as asymmetric ligand or labeling reagent. However, its asymmetric synthesis has been limited to multistep functionalization of racemic or meso compound, and therefore not efficient. We investigated for efficient and comprehensive synthesis of bicycloheptadiene skeleton using asymmetric Diels–Alder reaction of cyclic dienes.
Isothiazolones with a halogen atom at 4- or 5-position were treated with furan and various asymmetric Lewis acids. However, the yield was not satisfactory apparently due to steric hinderance around halogen substituent. The enantiomeric excess was 5% at most, which was also attributed to insufficient interaction between isothiazolone and Lewis acid because of steric repulsion.
In order to obtain the desired bicylo[2.2.1]heptadiene skeleton, the resulting Diels–Alder adducts were treated with base. However, the expected reaction did not occur, mainly due to the strain of tricyclic skeleton. Removal of the protective group or ring cleavage of isothiazole were also attempted, however undesired reactions mainly occurred.
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記

 
言語
日本語  

英語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Research Paper  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Feb 16, 2024 13:35:13  
作成日
Feb 16, 2024 13:35:13  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Feb 16, 2024    インデックス を変更
 
インデックス
/ Public / 塾内助成報告書 / 学事振興資金研究成果実績報告書 / 2020年度
 
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