慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)KeiO Associated Repository of Academic resources

慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)

ホーム  »»  アイテム一覧  »»  アイテム詳細

アイテム詳細

アイテムタイプ Article
ID
KO92001004-00000022-0075  
プレビュー
画像
thumbnail  
キャプション  
本文
KO92001004-00000022-0075.pdf
Type :application/pdf Download
Size :1.1 MB
Last updated :Jul 18, 2017
Downloads : 291

Total downloads since Jul 18, 2017 : 291
 
本文公開日
 
タイトル
タイトル 全ゲノムベースによる原核細胞シミュレーション環境G-Cellの開発  
カナ ゼンゲノム ベース ニ ヨル ゲンカク サイボウ シミュレーション カンキョウ G-Cell ノ カイハツ  
ローマ字 Zengenomu besu ni yoru genkaku saibo shimyureshon kankyo G-Cell no kaihatsu  
別タイトル
名前 G-Cell : Genome based prokaryotic cell simulation platform  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 高萩, 航  
カナ  
ローマ字  
所属 慶應義塾大学環境情報学部  
所属(翻訳)  
役割  
外部リンク  
 
出版地
藤沢  
出版者
名前 慶應義塾大学湘南藤沢学会  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク ショウナン フジサワ ガッカイ  
ローマ字 Keio gijuku daigaku Shonan Fujisawa gakkai  
日付
出版年(from:yyyy) 2015  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
 
上位タイトル
名前 生命と情報  
翻訳  
 
22  
2015  
 
開始ページ 75  
終了ページ 81  
ISSN
 
ISBN
9784877622848  
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
SFC-RM2015-002  

請求記号:  
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
ポストゲノム時代と呼ばれた近年, 生命情報科学分野ではゲノム情報を解読するための手段やツールの開発が進展してきた。しかし, 未だゲノムから情報を読み取り機能を予測することのできる全ゲノムベースのシミュレーションモデルは存在しない。ゲノムから読み取ったタンパク質の発現やその挙動という生命の複雑かつ巧妙なシステムの情報を統合しシミュレーションモデルとして提供することは, 実験では予測や推定が困難な現象を抽象化して扱うことができるという点で有意義である。また, 時間軸や現象と現象の"隙間"を埋める事を可能にするなど次世代の生命科学研究において重要な役割を担うと考えている。そこで本研究では, 全ゲノムベース細胞シミュレータG-Cellの開発を行うとともに, G-Cell上に大腸菌K12株のゲノム配列を入力情報としたDNA複製モデルを実装し, 複製の開始, DNAの伸長複製, それに関わる酵素複合体の形成に注目して現象の考察を行った。本モデルは大腸菌に関する既存の情報の統合という位置付けも担っており, 大腸菌に関する主要なデータベースであるEcoCycに登録された全てのDNA複製関連タンパク, 酵素, 遺伝子を実装できるよう, 1つの酵素・昨日を1つのコンポーネントとして実装し, 必要に応じて機能を追加削除できる汎用的なシステムに設計した。この大腸菌K12株DNA複製モデルを用いて, DNA複製関連酵素複合体の形成にかかる時間, 元となる単量体の量の変化のシミュレーション, 複製関連タンパク質複合体であるプライモソームの挙動の調査を行った。その結果, 本モデルを用いてDNA複製関連複合体形成の律速段階となる分子の量の変化を観察することができ, また複製に伴う塩基の複製ミスによる誤複製塩基の蓄積を時間経過に沿って観察することができた。本研究で構築したG-Cellプラットフォームと大腸菌DNA複製シミュレーションモデルは, 入力とするゲノム情報を変更するだけでその情報を解釈し挙動の変化に反映することがある程度可能である。本モデルを合成生物学やゲノム設計といった分野で利用し実験結果と比較対照することで, 実験では解明が難しい細胞内での複合体量の時系列変化や, DNA複製や転写に伴う1つ1つの塩基へのタンパク質の結合解離の状態について新たな知見をもたらすことができる。
 
目次

 
キーワード
全ゲノムベース  

シミュレーション  

G-Cell  

大腸菌  

DNA複製  
NDC
 
注記
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス先端生命科学研究会 2015年度学生論文集
卒業論文ダイジェスト
 
言語
日本語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Technical Report  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Jul 18, 2017 09:14:47  
作成日
Jul 18, 2017 09:14:47  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
 
インデックス
/ Public / 湘南藤沢 / 生命と情報 / Vol.22 (2015)
 
関連アイテム
 

ランキング

最も多く閲覧されたアイテム
1位 Open-domain dial... (1523) 1st
2位 石垣島の「エコツ... (582)
3位 731部隊と細菌戦 ... (472)
4位 Bidet toilet use... (464)
5位 新自由主義に抗す... (375)

最も多くダウンロードされたアイテム
1位 アセトアニリドの... (858) 1st
2位 Genotype-phenoty... (555)
3位 Potent mouse mon... (477)
4位 中和滴定と酸塩基... (469)
5位 インフルエンサー... (395)

LINK

慶應義塾ホームページへ
慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション
慶應義塾大学メディアセンター本部
慶應義塾研究者情報データベース