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KO92001004-00000021-0032  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル 紫外線耐性菌の生存メカニズム解析  
カナ シガイセン タイセイキン ノ セイゾン メカニズム カイセキ  
ローマ字 Shigaisen taiseikin no seizon mekanizumu kaiseki  
別タイトル
名前 Survival Mechanism Analysis of Ultra Violet Resistive Bacteria  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 鶴岡, 茉佑子  
カナ ツルオカ, マユコ  
ローマ字 Tsuruoka, Mayuko  
所属  
所属(翻訳)  
役割  
外部リンク  
 
出版地
藤沢  
出版者
名前 慶應義塾大学湘南藤沢学会  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク ショウナン フジサワ ガッカイ  
ローマ字 Keio gijuku daigaku shonan fujisawa gakkai  
日付
出版年(from:yyyy) 2014  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
 
上位タイトル
名前 生命と情報  
翻訳  
 
21  
2014  
 
開始ページ 32  
終了ページ 41  
ISSN
 
ISBN
9784877622794  
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
SFC-RM2014-003  

請求記号:  
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
生体への過度の紫外線(Ultraviolet ; UV)照射は, DNAをはじめとする様々な生体中の分子構造を変異させ, 発がん作用など生命機能に悪影響を与える。そのためヒトを含む多くの生物は体内で色素を合成する事で, UVによる生体へのダメージを軽減する機能を保持している。特に一部の微生物は独自の色素合成経路に基づく高レベルのUV耐性を持ち, 多量のUV照射を受けても生命を維持できる事が発見されつつある。一方で, これらのUV耐性菌が有する独自の耐性獲得メカニズムについては, いまだ未解明な部分が多い。近年, 本研究の共同研究者であるアメリカ航空宇宙局エイムズ研究所Lima研究員によって, アリゾナ州ソノラ砂漠の土壌から特異的に高いUV耐性を持つ細菌が新たに単離培養された。この細菌は16S rRNAシーケンシングによる系統解析から, Geodermatophilus obscurusと特定されている。G. obscurusは, 生育初期は薄赤色の細胞であるものの, 定常期後半から濃い緑色~黒色の色素を合成•放出するようになり, 生育初期には持たなかった高いUV耐性を獲得する。同じ土壌から単離されたGeodermatophilus属近縁種は黒~緑色の色素を合成せず, またUV耐性も持たない事から, G. obscurusに固有の色素が高いUV耐性の要因となっていると考えられる。本研究では, この特徴的な色素の特定を主軸とし, G. obscurusが有する生体防御メカニズムの解明を目的とした解析を行った。その結果, クロリン環を持つポルフィリン様代謝物が色素分子の有力候補として得られた。またG. obscurusでは多糖の合成•細胞外放出が亢進している事, その多糖から成る細胞外構造体に色素を顆粒として放出している事, エネルギー代謝関連物質と一部の補酵素の細胞内濃度が顕著に高い事が明らかになった。これらの結果から, G. obscurusは色素による細胞内外のUV吸収•高い代謝レベルによる細胞内の恒常性維持と, 複数の働きによってUVダメージに対する抵抗性を強めている事が示唆された。高いUV耐性を実現するメカニズムの解明は, 多量のUV-Cに晒される宇宙環境での宇宙船外活動から皮膚がん等の疾病予防まで, 幅広い分野への活用と貢献が期待できる。
 
目次

 
キーワード
Geodermatophilus obscurus  

紫外線  

色素  

メ夕ポローム解析  
NDC
 
注記
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス先端生命科学研究会 2014年度学生論文集
修士論文ダイジェスト
 
言語
日本語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Technical Report  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Jan 14, 2016 10:56:50  
作成日
Jan 14, 2016 10:56:50  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
 
インデックス
/ Public / 湘南藤沢 / 生命と情報 / Vol.21 (2014)
 
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