慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)KeiO Associated Repository of Academic resources

慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)

ホーム  »»  アイテム一覧  »»  アイテム詳細

アイテム詳細

アイテムタイプ Article
ID
KO40003001-00002011-2658  
プレビュー
画像
thumbnail  
キャプション  
本文
KO40003001-00002011-2658.pdf
Type :application/pdf Download
Size :3.0 MB
Last updated :Oct 6, 2021
Downloads : 4922

Total downloads since Oct 6, 2021 : 4922
 
本文公開日
 
タイトル
タイトル 製品開発戦略、製品デザイン戦略、そしてコミュニケーション戦略の戦略的タイミングに関するシナジー効果の研究  
カナ セイヒン カイハツ センリャク、 セイヒン デザイン センリャク、 ソシテ コミュニケーション センリャク ノ センリャクテキ タイミング ニ カンスル シナジー コウカ ノ ケンキュウ  
ローマ字 Seihin kaihatsu senryaku, seihin dezain senryaku, soshite komyunikeshon senryaku no senryakuteki taimingu ni kansuru shinaji koka no kenkyu  
別タイトル
名前  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 朱, 瑋婷  
カナ シュ, イテイ  
ローマ字 Shu, Itei  
所属  
所属(翻訳)  
役割 Dissertant  
外部リンク  

名前 井上, 哲浩  
カナ イノウエ, アキヒロ  
ローマ字 Inoue, Akihiro  
所属  
所属(翻訳)  
役割 Thesis advisor  
外部リンク  
 
出版地
横浜  
出版者
名前 慶應義塾大学大学院経営管理研究科  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク ダイガクイン ケイエイ カンリ ケンキュウカ  
ローマ字 Keio gijuku daigaku daigakuin keiei kanri kenkyuka  
日付
出版年(from:yyyy) 2011  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
60 p.  
上位タイトル
名前  
翻訳  
 
 
 
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
MT@2658  

40100653600  
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
ジャイアント社(GIANT)は、台湾自転車産業のリーダーであり、かつ国際自転車6大ブランドの一つである。また、同社は長年、国際市場への進出を積極的に進めてきた台湾の代表的な企業である。 本研究はジャイアント(GIANT)の実例にし、製品開発戦略、製品デザイン戦略、コミュニケーション戦略の戦略的タイミングに関するシナジー効果を研究する。つまり、各戦略はどのような時点で行ったら、シナジー効果を生むのかについて仮説を立て、検証していきたい。 戦略的タイミングに関しては、以前、自転車の品質があまり重要視されていなかった。80年代から、品質を高めるには、台湾の自転車メーカーは、台湾政府と高品質及び付加価値のある製品を作り出すため、共同開発に乗り出した。したがって、ジャイアント社の、製品開発戦略の時期は、80年代の転換期であったと考える。 90年代では、マウンテンバイクの需要が増えてきて、ジャイアント社は、次に自転車のデザイン性に目を向けた。デザインによって、競合他社との差別化を図ることができるので、90年代が差別期だと考えられる。また、1998年からはスペインの自転車競技チームを支援し始めたことから、スポーツ・マーケティングは90年代後半から始まったことを明らかにする。よって、コミュニケーション戦略に取り組んだのは、90年代の卓越期である。 製品開発戦略では、研究開発の基礎研究と生産システムの製造研究の2つ要素が考えられる。基礎研究としては、1985年に台湾工業研究院とカーボンフレームを研究開発した。特に、ジャイアント社にとって一番大きな強みとしてのカーボンフレームは最初、品質が悪く、市場に出すことができなかった。その後、ジャイアント社は、フレームの品質及び生産のラインを改良しつつ、1990年がようやく成功したのであった。現在、世界で唯一カーボンフレームを一貫生産できる自転車メーカーである。さらに、ジャイアント社は、新技術の研究開発センター(Techno Center)を作って、技術を革新し続けている。 製品デザイン戦略では、近年、ライフスタイルの追い風で、顧客が自転車のデザイン性や機能性にうるさくなって、より良い自転車が欲しくなっているという。そのため、ジャイアント社は各国のデザイナーがコンセンサスを取れるように3ヶ国で美学センター(Aesthetic Center)を作った。 コミュニケーション戦略では、スポーツ・マーケティングによって、デザイン性の高い自転車でブランド・イメージを一貫させた。つまり、デザインを通して、ブランド・イメージを統合することができたと考えられる。
ジャイアント社は製品開発、製品デザインを通して、従来の自転車に付加価値を付け加え、さらに、スポーツ・マーケティングでその製品の優れた部分を競技大会で試したのであった。この3つの戦略はお互いに影響を与え合い、成功してきたと考えられる。
今回の研究結果から、①技術革新が確立されてからの方が、人間工学性のある製品デザインの効果はある。②デザインした製品を消費者に購買前に試用してもらった方が、製品デザインの効果がある。③スポンサーシップによる業界の生産水準を改善することができる。
上記の研究結果から、台湾の自転車業界及び日本の自転車業界において戦略的示唆を与えるのではないかと考える。
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記
修士学位論文. 2011年度経営学 第2658号
 
言語
日本語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Thesis or Dissertation  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Oct 06, 2021 16:01:32  
作成日
Sep 26, 2012 09:00:00  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Oct 6, 2021    抄録 内容,注記 を変更
 
インデックス
/ Public / (KBS)経営管理研究科 / 修士論文 / 2011 (M33)
 
関連アイテム
 

ランキング

最も多く閲覧されたアイテム
1位 Open-domain dial... (1560) 1st
2位 石垣島の「エコツ... (642)
3位 Bidet toilet use... (490)
4位 731部隊と細菌戦 ... (473)
5位 新自由主義に抗す... (373)

最も多くダウンロードされたアイテム
1位 アセトアニリドの... (932) 1st
2位 Potent mouse mon... (478)
3位 インフルエンサー... (468)
4位 Genotype-phenoty... (439)
5位 中和滴定と酸塩基... (409)

LINK

慶應義塾ホームページへ
慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション
慶應義塾大学メディアセンター本部
慶應義塾研究者情報データベース