慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)KeiO Associated Repository of Academic resources

慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)

ホーム  »»  アイテム一覧  »»  アイテム詳細

アイテム詳細

アイテムタイプ Article
ID
KO12003001-20220003-0040  
プレビュー
画像
thumbnail  
キャプション  
本文
KO12003001-20220003-0040.pdf
Type :application/pdf Download
Size :119.5 KB
Last updated :Nov 30, 2023
Downloads : 74

Total downloads since Nov 30, 2023 : 74
 
本文公開日
 
タイトル
タイトル 特異的シナプスをつなぎ、作り上げる、新規人工タンパク質による神経回路制御  
カナ トクイテキ シナプス オ ツナギ、ツクリアゲル、シンキ ジンコウ タンパクシツ ニ ヨル シンケイ カイロ セイギョ  
ローマ字 Tokuiteki shinapusu o tsunagi, tsukuriageru, shinki jinkō tanpakushitsu ni yoru shinkei kairo seigyo  
別タイトル
名前 Connecting and building up specific synapses and regulating neural circuits with novel artificial proteins.  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 松田, 恵子  
カナ マツダ, ケイコ  
ローマ字 Matsuda, Keiko  
所属 慶應義塾大学医学部基礎教室  
所属(翻訳)  
役割 Research team head  
外部リンク  
 
出版地
 
出版者
名前 福澤基金運営委員会  
カナ フクザワ キキン ウンエイ イインカイ  
ローマ字 Fukuzawa kikin un'ei iinkai  
日付
出版年(from:yyyy) 2023  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
1 p.  
上位タイトル
名前 福澤諭吉記念慶應義塾学事振興基金事業報告集  
翻訳  
 
 
2022  
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
分泌型シナプスオーガナイザーなど、これまでの我々の研究から明らかとなった機能ドメインを基にし、シナプス内在因子の特異的機能に根差した、人工シナプスコネクターを構築し、脊髄損傷モデルなど、破綻した神経回路網を、機能的に再構築する新しい治療戦略として応用することが本研究の目的であった。これまで、C1ql3のカイニン酸受容体結合ドメインと、Cbln1に内包されるプレシナプスシナプス形成分子であるNeurexinとの結合ドメイン、CRRを融合させたコネクターであるCRR-C1ql3の機能を明らかとしてきた。C1ql3とターゲットを同じくするC1ql2は、錐体外路起始核である赤核をはじめとする細胞に発現し、受容体であるカイニン酸受容体は脊髄運動ニューロン樹状突起に局在する。このコネクターは錐体外路‐脊髄運動ニューロンをターゲットとする可能性が考えられた。カイニン酸受容体を足場としてシナプス形成を誘導することがわかり、脊髄損傷モデルにおいてその改善を増強する作用があった。
また、内在のシナプスオーガナイザーのみならずシナプス分子に対するナノボディによる、コネクター分子の開発も促進できた。プロトタイプとしてGluD2に対するナノボディが内在のパートナー分泌型分子であるCbln1と同様に機能することを明らかとした。これまでのところ、興奮性シナプスをターゲットとし、AMPA型グルタミン酸受容体ナノボディ、抑制性シナプスにはGABAa2サブユニットに対するナノボディとCbln1のCRR領域を融合させたコネクターが、culture neuronのみならず、vivoでもシナプス機能を増強することを見出した。
これまで、プレシナプスとの相互作用には、NeurexinS4領域に結合するCbln1のCRR領域しか利用できるドメインが存在していなかったが、すべてのNeurexinに結合するナノボディを得ることができ、これを利用することでより汎用性が高くシナプス形成を誘導することが可能となった。
The purpose of this study is desining of artificial synaptic connectors based on the functional domains of secreted synaptic organizers identified in our previous studies. In addition, application of these molecules will read functional reconstruct of disrupted neural networks such as in spinal cord injury models
We have previously demonstrated the function of CRR-C1ql3, a connector that fuses the kainate receptor-binding domain of C1ql3 with the CRR domain, that is a binding domain of Neurexin, a presynaptic synaptogenic molecule encapsulated in Cbln1. C1ql2, which shares a similar target with C1ql3, is expressed in cells including the red nucleus, an extrapyramidal tract initiating nucleus, and its receptor, the kainate receptor, is localized in the dendrites of spinal motoneurons. The connector was found to induce synaptogenesis using kainate receptors as a scaffold, and acted to enhance its improvement in a spinal cord injury model.
The invention of connector molecules with nanobodies for synaptic molecules was also facilitated. As a prototype, nanobodies to GluD2 were shown to function in a similar manner to their endogenous partner, the secreted molecule Cbln1. So far, we have established connectors that target excitatory synapses with AMPA-type glutamate receptor nanobodies and inhibitory synapses with nanobodies for the GABAa2 subunit fused to the CRR region of Cbln1 enhance synaptic function not only in culture neurons but also in vivo.
Until now, the only domain available for presynaptic interaction was the CRR region of Cbln1 that binds to the Neurexin S4 region, but we have obtained a nanobody that binds to all Neurexins, which can be used to induce synaptogenesis with greater versatility.
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記
申請種類 : 福澤基金研究補助
 
言語
日本語  

英語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Research Paper  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Nov 30, 2023 10:32:05  
作成日
Nov 30, 2023 10:32:05  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Nov 30, 2023    インデックス を変更
 
インデックス
/ Public / 塾内助成報告書 / 福澤諭吉記念慶應義塾学事振興基金事業報告集 / 2022年度
 
関連アイテム
 

ランキング

最も多く閲覧されたアイテム
1位 故意犯と過失犯の... (1084) 1st
2位 19世紀フランスに... (1016)
3位 「危険の予見可能... (726)
4位 新自由主義に抗す... (528)
5位 一部請求論の展開 (482)

最も多くダウンロードされたアイテム
1位 エクリチュールの... (1524) 1st
2位 アセトアニリドの... (884)
3位 「彼女たち」の近... (825)
4位 インフルエンサー... (767)
5位 731部隊と細菌戦 ... (597)

LINK

慶應義塾ホームページへ
慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション
慶應義塾大学メディアセンター本部
慶應義塾研究者情報データベース