| アイテムタイプ |
Article |
| ID |
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| プレビュー |
| 画像 |
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| キャプション |
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| 本文 |
AN00234698-20231200-0031.pdf
| Type |
:application/pdf |
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| Size |
:8.9 MB
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| Last updated |
:Jun 4, 2024 |
| Downloads |
: 126 |
Total downloads since Jun 4, 2024 : 126
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| 本文公開日 |
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| タイトル |
| タイトル |
Dynamic capabilityをめぐる基本的な議論について : Schumpeter仮説, 不条理と合理性, PFI論と補完性について
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| カナ |
Dynamic capability オ メグル キホンテキナ ギロン ニ ツイテ : Schumpeter カセツ, フジョウリ ト ゴウリセイ, PFIロン ト ホカンセイ ニ ツイテ
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| ローマ字 |
Dynamic capability o meguru kihontekina giron ni tsuite : Schumpeter kasetsu, fujōri to gōrisei, PFIron to hokansei ni tsuite
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| 別タイトル |
| 名前 |
Fundamental problems on dynamic capabilities : Schumpeter hypothesis, absurdity and rationality, PFI and complementalities
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| カナ |
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| ローマ字 |
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| 著者 |
| 名前 |
渡部, 直樹
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| カナ |
ワタナベ, ナオキ
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| ローマ字 |
Watanabe, Naoki
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| 所属 |
慶應義塾大学商学部
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| 所属(翻訳) |
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| 役割 |
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| 外部リンク |
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| 版 |
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| 出版地 |
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| 出版者 |
| 名前 |
慶應義塾大学出版会
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| カナ |
ケイオウ ギジュク ダイガク シュッパンカイ
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| ローマ字 |
Keiō gijuku daigaku shuppankai
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| 日付 |
| 出版年(from:yyyy) |
2023
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| 出版年(to:yyyy) |
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| 作成日(yyyy-mm-dd) |
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| 更新日(yyyy-mm-dd) |
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| 記録日(yyyy-mm-dd) |
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| 形態 |
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| 上位タイトル |
| 名前 |
三田商学研究
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| 翻訳 |
Mita business review
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| 巻 |
66
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| 号 |
5
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| 年 |
2023
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| 月 |
12
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| 開始ページ |
31
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| 終了ページ |
49
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| ISSN |
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| ISBN |
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| DOI |
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| URI |
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| JaLCDOI |
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| NII論文ID |
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| 医中誌ID |
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| その他ID |
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| 博士論文情報 |
| 学位授与番号 |
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| 学位授与年月日 |
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| 学位名 |
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| 学位授与機関 |
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| 抄録 |
Teece等によるDynamic Capability論は,例えば,企業家精神,新結合,創造的破壊等々,驚くほど多くの視点をSchumpeterのイノヴェーション論と共有している。しかしDynamic Capability論は,Schumpeterの『経済発展の理論』(1911)の単なる企業レベルへの転用ではない。両者には重要な相違点が存在し,われわれはそこにDynamic Capability論の独自性を認めることができる。当稿では,両者の比較を通してDynamic Capability論の理論的性格とその意義を明らかにする。
両者の最大の相違点は,後期のSchumpeterの主張であるSchumpeter仮説に関わる議論にある。それは以下のようである。資源の制約から独占的な大企業以外はイノヴェーションが可能でなくなる。しかし大企業においては経営者の官僚化が進み,企業家機能の無用化が生じ,イノヴェーションを困難にさせる―結果的に,資本主義は社会主義に変化せざるを得なくなる―というものである。これに対してTeeceは,イノヴェーションは市場構造に依存するのではなく,企業のDynamic Capability,企業内部の知識,知的財産のレジーム,補完的資産に依ると批判し,Schumpeterを超えた現代の企業における経営者企業家の姿を明確にした。
Dynamic Capability論の人間観(合理性)は,Schumpeterの企業家精神に依拠しつつも,個人・組織の多様な合理性の基準の存在を認めるとともに,それら多様な基準の中からより適切なものを選択することを仮定している。菊澤は「組織は合理的に失敗する」という不条理の理念を提示したが,まさにこれがDynamic Capabilityが必要とされる状況である。Dynamic Capability論における人間観は,これまでの経路依存的な慣性や空気といったものの存在を疑問視し,時にはこれまでの合理性を否定し,「正しい」合理性の基準を選ぶことができることである。これはPopperの批判的合理主義の合理性の視点―開かれた合理性と呼べる―でもある。
Schumpeterにおいて不足していた議論が,補完性である。補完的であるとは,「任意の一部をより多く実行すると,残りのアクティビティの任意の一部をもっと多く実行した時の追加利得が非減少的となる」ことである。補完性はまさにそれぞれのアクティビティが相互に強化しあう時に発生するのである。Schumpeterは補完性の内容を持つと思われる「新結合」の概念を提示しながら,深い言及はしていない。TeeceはDynamic Capability論の構築に先立つPFI(profit from innovation)論の中で,資源間の補完性がイノヴェーションの成果を決定すると主張している。当稿では,PFI論とDynamic Capability論において補完性概念がいかに進展しているかについて,問題状況分析を用いて検討する。そして,Dynamic Capability論の現代の企業研究における意義について示す。
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| 目次 |
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| キーワード |
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| NDC |
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| 注記 |
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| 言語 |
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| 資源タイプ |
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| ジャンル |
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| 著者版フラグ |
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| 関連DOI |
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| アクセス条件 |
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| 最終更新日 |
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| 作成日 |
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| 所有者 |
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| 更新履歴 |
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| インデックス |
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| 関連アイテム |
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