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AN00150430-00000088-0029  
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タイトル
タイトル モーリス・メルロ=ポンティにおけるフロイト主義  
カナ モーリス・メルロ=ポンティ ニ オケル フロイト シュギ  
ローマ字 Morisu Meruro=Ponti ni okeru Furoito shugi  
別タイトル
名前 Freudisme chez M. Merleau-Ponty  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 河野, 哲也  
カナ コウノ, テツヤ  
ローマ字 Kono, Tetsuya  
所属 慶應義塾大学大学院文学研究所博士課程  
所属(翻訳)  
役割  
外部リンク  
publisher  
出版地
東京  
出版者
名前 三田哲學會  
カナ ミタ テツガクカイ  
ローマ字 Mita tetsugakukai  
日付
出版年(from:yyyy) 1989  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
 
上位タイトル
名前 哲學  
翻訳  
 
88  
1989  
6  
開始ページ 29  
終了ページ 49  
ISSN
05632099  
ISBN
 
DOI
URI
 
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
以上われわれは,メルロ=ポンティにおけるフロイトと精神分析の解釈を,年代順に考察・解釈してきた.彼は,既に初期の著作からフロイトの洞察に関心を示し,最晩年に至るまで,その興味は持続し,重要性をましていった.彼が,それらの著作と論文で,一貫して問題としていたのは,われわれが「性の広がり」と呼んだもの,すなわち,性的対象及びそれらと結び付く身体器官が多種多様であることであった.特に,「知覚的同一性」,「シンボリズム(象徴性)」,「多元決定」といったフロイトの概念に代表される考えは,絶えず彼の議論の中心に位置していた.フロイトが,それらの概念において共通して示していた事実は,性欲や性的活動において,その対象は様々な形で移行し,交換し合い,また同時に指向されることである.さらに重要なことは,これら性的諸対象の間の結び付きは恣意的・偶然的なものではなく,むしろ,性的活動において指向されているのは,それら諸対象の結び付きを裏打ちしている「系列」自体であり,「次元」や「極」自体である事なのである.フロイトの提示したこの事実を,いかに自分の哲学に組み込むかにおいて,彼の前期と後期の立場は異なったものとなる.前期において彼は,この性的指向や対象のあり方の特徴を,客観的知覚とは異なるものであると主張しながらも,それを高次の構造や人間存在に統合し,両義的な知覚意識と捉えることで説明しようとしていた.しかし,後期の思想では,この性的活動が,意識の次元とは異なった,独自の意味層を形成していることを主張し,さらに,それが知覚意識のモデルであり,知覚を組織する骨組みであるとする見解に到達するのである.このメルロ=ポンティの到達点から引き出せる結論は以下のようである.1.知覚において原初的に指向されるのは,個物・個体ではなく,ある系列であり,領野であること.むしろ個物は知覚において後発的であり,この系列や領野の知覚,すなわち「象徴的母胎」の知覚こそが,諸対象の交換性・等価性を可能にしているのである.この立場を取るならば,個物の知覚から出発して,その後に,諸物間の関係の知覚を神秘的な形で想定しなければならない誤った観点を放棄できるのである.よって,知覚の起源に関して,今後探求されるべき点は,この「象徴的母胎」の機能とメカニズムとなるだろう.2.さらに重要なことは,この経験の分節化・構造化(広義ではゲシュタルト化と呼べるであろう)が,情動的・運動的なものと不可分であることである.諸物間の交換性や等価性を保証しているのは,単なる認識活動ではなく,性欲であり性活動であった.つまり,知覚野は,根源的には,主体の情動や運動能力に従った形で組織・形成されるのである.この意味で,世界は,能動的身体に応答するもの,主体の能動力=「我為し能う(jepeux)」の相関者であると言えるだろう.知覚に関するこの観点は,言うまでもなく,ベルクソンに彼を近づけるものである.
Dupuis La structure du comportment jusqu'a son dernier travail, Le visible et l'invisible, Merleau-Ponty demeurait intresse par le Freudisme, dont 1 ' importance augmentait de plus en plus selon le developpement de ses pensees. Pour comprendre sa philosopie, il est donc necessaire d'envisager le changement de ses interpretations du Freudisme et de la psychanalyse. En suivant chaque texte de Merleau-Ponty sur Freudisme, nous pourrons eclaircir son point de vue sur la relation entre la conscience perceptive et l'inconscience et sur le role du mecanisme inconscient dans la formation du champ perceptif. Ce que Merleau-Ponty a toujours remarque dans les decouertes freudiennes, c' est le polymorphisme et la perversite des objets sexuels et la sexualite elle-meme. Dans la premiere periode, Merleau-Ponty a essaye d'expliquer ce fait par l'integration de la sexualite dans l'ensemble de l'existence humaine ou dans la structure consciente. Mais dans la derniere periode, en critiquant son opinion precedente, il en est arrive a considerer ce mecanisme inconscient comme le modele ou l'ensemble d'armatures organisatrices de la conscience perceptive. A travers ses interpretations, nous pourrons conclure que la perception originaire ne se fonde pas sur l'intention a la chose ou a l'individu, mais sur le mecanisme inconscient (la matrice symbolique), qui permet la transitivite et l'equivalence des choses et qui n'est pas separable du desir et du mouvement.
 
目次
1. 序
2. 前期におけるフロイトの扱い
3. 後期思想におけるフロイディズム
4. 「研究ノート」
5. 要約と結論
 
キーワード
 
NDC
 
注記

 
言語
日本語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Journal Article  
著者版フラグ
 
本文URI
 
アクセス条件

 
最終更新日
Oct 04, 2010 09:00:00  
作成日
Oct 04, 2010 09:00:00  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
 
インデックス
/ Public / 文学部 / [哲学] 哲学 / 88 (198906)
 
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