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AN00150430-00000086-0199  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル 単身赴任家族の危機適応過程 : 「赴任期間」と「妻の価値観」に着目して  
カナ タンシン フニン カゾク ノ キキ テキオウ カテイ : 「フニン キカン」 ト 「ツマ ノ カチカン」 ニ チャクモク シテ  
ローマ字 Tanshin funin kazoku no kiki tekio katei : "funin kikan" to "tsuma no kachikan" ni chakumoku shite  
別タイトル
名前 Understanding family stress and coping under job-induced separation (tanshin-funin) : family stress and coping as a function of the length of separation and wives' value commitment to their spouses' work involvement and to the maintenance of householding  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 南, 隆男  
カナ ミナミ, タカオ  
ローマ字 Minami, Takao  
所属 慶應義塾大学文学部, 慶應義塾大学産業研究所  
所属(翻訳)  
役割  
外部リンク  

名前 浦, 光博  
カナ ウラ, ミツヒロ  
ローマ字 Ura, Mitsuhiro  
所属 関西大学社会学部  
所属(翻訳)  
役割  
外部リンク  

名前 稲葉, 昭英  
カナ イナバ, アキヒデ  
ローマ字 Inaba, Akihide  
所属 東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程  
所属(翻訳)  
役割  
外部リンク  
 
出版地
東京  
出版者
名前 三田哲學會  
カナ ミタ テツガクカイ  
ローマ字 Mita tetsugakukai  
日付
出版年(from:yyyy) 1988  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
 
上位タイトル
名前 哲學  
翻訳  
 
86  
1988  
6  
開始ページ 199  
終了ページ 227  
ISSN
05632099  
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
以上に述べてきた結果ならびに考察は,大略つぎの5点にまとめることができよう.(1)夫の単身赴任による家族システムの変化に対する適応の程度は,妻の価値観と高い関連を持つ.(2)特に家族適応に対する妻の評価は,夫の赴任期間がどの程度であるかに関わらず,妻個人の価値観によって大きく規定される.(3)妻個人の適応状態は本人の価値観とともに夫の赴任期間とも高い関連をもつ.夫の赴任期間の長い群の方が,短い群あるいは中程度の群よりも個人適応の程度が高くなっている.(4)夫の赴任期間が長い群で個人適応の程度が高くなるのは,妻のとった対処戦略が効果を及ぼしたと同時に,夫の帰宅日数が増加したことによって妻の負担が低減されていたことにもよる.(5)妻の価値観,適応状態と対処戦略の関係は一義的に決まるものではない.まず価値観が対処戦略を規定し,ついでその対処戦略が適応状態を規定するという関係性と,価値観が適応状態を規定し,つぎに適応状態が対処戦略を規定するという関係性の2つを想定することができる.以上の結果と考察は,遡及的な方法を用いて得られた調査データのうち,限られた変数間の関連のみを分析することによって導き出されたものである.したがってあくまでも仮説の域を出るものではない.今後,次のような諸変数を分析していくことによって,単身赴任家族の危機適応過程をより明確に理解することができよう.まず,問題のところで触れたように,状況的変数として家族システムの特性と社会的環境の特性とを分析する必要があろう.今回の分析では,妻の個体的特性として価値観の効果を検討した.そして,適応状態や対処戦略に対してその価値観がきわめて大きな影響を及ぼすことが示唆され,その影響のメカニズムについてはかなり複雑な因果関係が想定された.この妻の個体的特性である価値観の効果に加えて,家族システムの特性と社会的環境の特性の効果を検討することによって,個体(妻個人)-集団(家族)-社会の3つのシステムがいかに関連し合いながら家族や妻個人の適応を規定するのかをより明解な形で理解することができよう.また,人口統計学的な変数と適応過程との関連についても検討する必要がある.今回の分析結果からは,適応過程についての心理的な過程をある程度理解することは可能であるが,ここで得た知見を実際の単身赴任家族の危機適応に応用するためには,心理的過程と人口統計学的な変数との対応関係を明確にしておく必要があろう.さらに,単身赴任の状況そのものについてもより精しく検討する必要がある.今回の分析では,家族の危機適応過程として「単身赴任→対処戦略→適応」という過程を想定し,この過程に介在する諸変数の効果を検討した.しかし,夫の単身赴任が直ちに何らかの対処を必要とするほどの危機的状況をもたらすとはかぎらない.むしろ,夫の単身赴任によって家族システムが変化し,その状況において他の何らかの出来事が生じた場合にはじめて家族にとっての危機的状況が生じ,それに適応するための対処戦略がとられるものと考えるべきであろう(稲葉ほか,1986).したがって,対処戦略の効果を正確に理解するためには,夫の赴任期間中にいかなる出来事が生じ,それに対してどのような対処戦略がとられることによっていかなる効果が生じたのかというより具体的な過程を分析することが必要である.今回の調査で得たデータからは以上のような分析が可能であろう.しかし,それでも遡及的な方法を用いたことによる限界は克服されない.したがって,厳密な意味での因果関係については明確な結論を出すことはできない.また,単身赴任をしている夫の側の心理的過程や行動について明らかにならないかぎり,単身赴任家族の危機適応の全体的過程を理解することはできない.今後は,因果関係を正確にとらえることができ,また夫の側の心理的過程や行動も同時に分析することができるような方法を用いることによって,単身赴任家族の危機適応についての力動的かつ全体的な過程を明らかにしていく必要があろう.
The Japanese word TANSHIN-FUNIN denotes such the situation that husband is apart from family and lives in, say, "Kyoto" where the current working branch for him in a company locates while his spouse and children live in "Tokyo" where the whole family have resided together until the company's transferring him to the "Kyoto" branch followed by the family's decision to live apart for some practical reasons. Using a sample of wives (N=150) from TANSHIN-FUNIN families within a large industrial oranization in Japan, this study explored social-psychological processes whereby stress was accumulated in family and behavioral strategies that wives tried to cope with the stress accumulated.
 
目次
研究の背景
問題
方法
 1. 被調査者
 2. サンプルのスクリーニング
 3. 独立変数
  3-1. 単身赴任期間
  3-2. 妻の価値観/会社へのコミットメント
  3-3. 妻の価値観/家族へのコミットメント
  3-4. 要因配置
 4. 従属変数
  4-1. 家族適応
  4-2. 個人適応
  4-3. 対処戦略
  4-4. 夫の帰宅日数
 5. 対処戦略についてのさらなる分析
結果と考察
 1. 変数の内的整合性の検討
 2. GLMによる分析の結果と考察
  2-1. 現在の適応状態
   2-1-1. 家族適応
   2-2-2. 個人適応
  2-2. 対処戦略
   2-2-1. 対処戦略の頻度
   2-2-2. 対処戦略の数
  2-2. 夫の帰宅日数
 3. 対処戦略についてのさらなる分析の結果と考察
  3-1. 因子分析の結果
  3-2. クラスター分析の結果
  3-3. 各クラスターの特徴
   3-3-1. 第1クラスター
   3-3-2. 第2クラスター
   3-3-3. 第3クラスター
要約
 
キーワード
 
NDC
 
注記

 
言語
日本語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Journal Article  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Aug 05, 2019 17:02:12  
作成日
Sep 30, 2010 09:00:00  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Feb 1, 2017    フリーキーワード, 抄録, 目次, 著者 を変更
Aug 5, 2019    著者 を変更
 
インデックス
/ Public / 文学部 / [哲学] 哲学 / 86 (198806)
 
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