申請者は、台湾において日本人を信仰対象とする信仰実践に対して、国内研究者3名、映像作家1名、台湾の研究者2名と共同研究を行ってきた。本資金では、その成果を出版するための研究資料の整理、出版準備を行うことが目的である。2020年度の実勢は以下の通りである。
1．これまで集めてきた調査資料の中の音声データのうち、まだ文字起こしができていなかった資料の文字起こしを行った。
２．執筆者のうち、台湾の研究者の執筆した論文の邦訳を行った。
３．執筆者間の打ち合わせ会議、また出版社との打ち合わせ会議などを行った。
４．執筆者たちは、成果の一部を研究会などで発表しながら、成果論集に含めるための論文の執筆を開始した。まだ全員分は集まってはいないが、集まり次第、読み合わせの研究会を2021年度の早い段階で開催し、出版のための入稿原稿を完成させる予定である。
The applicant has conducted collaborative research with three domestic researchers, one filmmaker, and two Taiwanese researchers on the belief that the Japanese, who were originally ghosts, are worshipped as gods in Taiwan. Preparing for publication is the purpose of the activities funded by this grant.
In FY2020, the following activities were carried out: 
1. Transcription of recorded research data collected so far.
2. Japanese translation of an article written by a Taiwanese author.
3. Meetings between authors, including the applicant, and between the applicant and the publisher.
4. Writing papers.