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2020000008-20200081  
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タイトル
タイトル 高い抗血栓性を有する固体状poly(2-methoxyethyl acrylate)の研究  
カナ タカイ コウケッセンセイ オ ユウスル コタイジョウ poly(2-methoxyethyl acrylate) ノ ケンキュウ  
ローマ字 Takai kōkessensei o yūsuru kotaijō poly(2-methoxyethyl acrylate) no kenkyū  
別タイトル
名前 Fabrication of antithrombogenic solid poly(2-methoxyethyl acrylate)  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 堀田, 篤  
カナ ホッタ, アツシ  
ローマ字 Hotta, Atsushi  
所属 慶應義塾大学理工学部教授  
所属(翻訳)  
役割 Research team head  
外部リンク  
 
出版地
 
出版者
名前 慶應義塾大学  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク  
ローマ字 Keiō gijuku daigaku  
日付
出版年(from:yyyy) 2021  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
1 pdf  
上位タイトル
名前 学事振興資金研究成果実績報告書  
翻訳  
 
 
2020  
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
抗血栓性とは毒性がなく血小板が付着しにくい性質のことであり、血液と接触する医療器具には欠かせない性質である。この抗血栓性を高く有する液体材料としてpoly(2-methoxyethyl acrylate)(PMEA)が知られている。しかし液体であるがゆえ、室温で流動してしまうため、現状では医療器具においてはコーティング用途でしか使用できない。そこで本研究では、室温においても固体の汎用性ポリマーであるpolystyrene(PS:ポリスチレン)に着目した。この固体のPS と液状のPMEA を分子レベルで化学的に結合し、新しい固体状のPMEA を合成できないかと考えた。すなわち本研究は、PSとPMEAのブロック共重合化による液体PMEAの固形化とその物性解析を目的として実施されている。当該年度は、PSとのブロック共重合化による固形PMEA(PS-PMEA-PS)の合成を実施した。ここでは原子移動ラジカル重合法 (ATRP法) により、PSモル分率が0.24~0.72のPS-PMEA-PSブロック共重合体を合成でき、固形化が実現できたと考えられる。なお、PSとPMEA の分子組成・分子量設計などは今後の物性を決める上で重要な要素であるため、核磁気共鳴法(NMR)や赤外分光法(IR)などで分子構造解析を慎重に行った。より具体的には、合成において、モノマーのstyreneと2-methoxyehyl acrylate(MEA)を精製し、モノマーを重合禁止剤除去剤に通し、モノマー中に含まれる重合禁止剤を除去した。つづいて、モノマー中に含まれる水分を除去し、脱水後にモノマーを蒸留することで精製したモノマーを得た。次にPSを、重合開始剤、スチレンモノマー、触媒、配位子および溶媒を封入し、加熱撹拌して合成した。つづいて、バルク重合法によりPMEAを合成した。最後に、溶液重合法により、合成したPMEAを用いて分子量と分子組成の違うPS-PMEA-PSを合成した。分子量分布は1.69以下であった。これらのPS-PMEA-PSはすべて室温で固形化することを確認できた。
Antithrombogenicity is one of the most important properties required for a material used in biomedical applications, especially for devices used in direct contact with blood. It is known that poly(2-methoxyethyl acrylate) (PMEA) has excellent antithrombogenicity, insolubility in water, and non-toxicity to the human body. Therefore, PMEA has been used as a coating material for a cardiopulmonary bypass. However, because of its low glass transition temperature (Tg = -34°C), PMEA is in the liquid state at room temperature, which prevents its molding, and thus PMEA in itself cannot be directly used as a solid material. To use PMEA as a medical-device material, it is necessary to solidify PMEA at room temperature. Here in this study, in order to solidify PMEA, we focused on the block copolymerization of PMEA with polystyrene (PS) with higher glass transition temperature ( > room temperature). PS-PMEA-PS triblock copolymers (the molar fraction of PS: 0.24-0.72) were synthesized by the atom transfer radical polymerization (ATRP).
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記

 
言語
日本語  

英語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Research Paper  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Feb 16, 2024 13:35:28  
作成日
Feb 16, 2024 13:35:28  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Feb 16, 2024    インデックス を変更
 
インデックス
/ Public / 塾内助成報告書 / 学事振興資金研究成果実績報告書 / 2020年度
 
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