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2018000005-20180003  
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本文公開日
 
タイトル
タイトル 唾液・血液メタボローム解析を用いた膵癌・胆道癌早期診断技術の確立  
カナ ダエキ・ケツエキ メタボローム カイセキ オ モチイタ スイガン・タンドウガン ソウキ シンダン ギジュツ ノ カクリツ  
ローマ字 Daeki ketsueki metaborōmu kaiseki o mochiita suigan tandōgan sōki shindan gijutsu no kakuritsu  
別タイトル
名前 Establishment of early diagnosis technique for pancreatic and biliary tract cancer using saliva and blood metabolome analysis  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 北郷, 実  
カナ キタゴウ, ミノル  
ローマ字 Kitago, Minoru  
所属 慶應義塾大学医学部臨床教室専任講師  
所属(翻訳)  
役割 Research team head  
外部リンク  
 
出版地
 
出版者
名前 慶應義塾大学  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク  
ローマ字 Keiō gijuku daigaku  
日付
出版年(from:yyyy) 2020  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
1 pdf  
上位タイトル
名前 学事振興資金研究成果実績報告書  
翻訳  
 
 
2018  
 
開始ページ  
終了ページ  
ISSN
 
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
膵癌・胆道癌による死亡数は年々増加し治療成績向上には病変の早期診断が重要と考えられ、低侵襲で簡便かつ安価なスクリーニングシステムの開発が求められている。メタボロームはアミノ酸や糖などの代謝物を網羅的に測定し、疾患などにより変化する代謝物から診断応用などを研究する新しい手法である。本研究では、まず唾液サンプル中の代謝物を網羅的に解析し、膵癌診断への応用の可能性を検討した。癌によって変動する可能性が高い代謝系を網羅的に検出するため、イオン性低分子を一斉定量できるキャピラリー電気泳動(CE)と飛行時間型質量分析装置(TOFMS)を結合させたCE-TOFMSを用いて膵癌診断の候補物質を探索し、ポリアミン類がバイオマーカーとなることを発見した。当施設を含む複数の施設より検体集積され、膵癌(PC:n=181)と健常者(C:n=2352)の唾液の代謝プロファイルを比較検討した.同定されたポリアミン類から6種類のアセチルスペルミジン(N1-Acetylspermidine, N8-Acetylspermidine, Spermine, N1,N8-Diacetylspermidine, N1-Acetylspermine, N1,N8-Diacetylspermine)を解析したところ病期の進行に沿って濃度上昇を認めた。唾液中のポリアミン類は濃度補正して組み合わせることで膵癌のバイオマーカーとして有用であると考えられた。また、液体クロマトグラフ(LC)をTOFMSと結合させたLC-TOFMSを用いて代謝物を測定したところ、15種類の代謝物が膵癌特異的に検出された。臨床データと合わせてこちらもバイオマーカーとなるか今後検討予定である。唾液は簡便かつ低侵襲的に採取できるため、機器の改良によりスクリーニング検査として普及させることも可能であり、膵癌早期発見への糸口になることが期待される。
Detection of pancreatic cancer (PC) at a resectable stage is still difficult because of the lack of accurate detection tests. The development of accurate biomarkers in low or non-invasive biofluids is essential to enable frequent tests, which would help increase the opportunity of PC detection in early stages. Polyamines have been reported as possible biomarkers in urine and saliva samples in various cancers. Here, we analyzed salivary metabolites, including polyamines, using capillary electrophoresis-mass spectrometry (CE-MS). Salivary samples were collected from patients with PC (n = 181), controls (C, n = 2352). Polyamines, such as spermine, N1-Acetylspermidine, N8-Acetylspermidine, Spermine, N1,N8-Diacetylspermidine, N1-Acetylspermine, and N1,N8-Diacetylspermine showed a significant increase according to disease progression. These data show the potential of saliva as a source for test screening for PC. In addition, 15 metabolites were detected using liquid chromatograph-mass spectrometer (LC-MS). We will integrate clinical data of each metabolite to identify for early detection of PC.
 
目次

 
キーワード
 
NDC
 
注記

 
言語
日本語  

英語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Research Paper  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Oct 24, 2022 13:35:33  
作成日
Oct 24, 2022 13:35:33  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Oct 24, 2022    インデックス を変更
 
インデックス
/ Public / 塾内助成報告書 / 学事振興資金研究成果実績報告書 / 2018年度
 
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