慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)KeiO Associated Repository of Academic resources

慶應義塾大学学術情報リポジトリ(KOARA)

ホーム  »»  アイテム一覧  »»  アイテム詳細

アイテム詳細

アイテムタイプ Article
ID
AN00234698-20081200-0073  
プレビュー
画像
thumbnail  
キャプション  
本文
AN00234698-20081200-0073.pdf
Type :application/pdf Download
Size :902.0 KB
Last updated :Apr 20, 2022
Downloads : 2416

Total downloads since Apr 20, 2022 : 2416
 
本文公開日
 
タイトル
タイトル 海外流通チャネルの選択問題 : ケイパビリティ理論と取引費用理論による分析  
カナ カイガイ リュウツウ チャネル ノ センタク モンダイ : ケイパビリティ リロン ト トリヒキ ヒヨウ リロン ニ ヨル ブンセキ  
ローマ字 Kaigai ryutsu chaneru no sentaku mondai : keipabiriti riron to torihiki hiyo riron ni yoru bunseki  
別タイトル
名前 Channel choice in foreign markets : capabilities and transaction cost approaches  
カナ  
ローマ字  
著者
名前 高田, 英亮  
カナ タカタ, ヒデスケ  
ローマ字 Takata, Hidesuke  
所属 慶應義塾大学商学部  
所属(翻訳)  
役割  
外部リンク  
 
出版地
東京  
出版者
名前 慶應義塾大学出版会  
カナ ケイオウ ギジュク ダイガク シュッパンカイ  
ローマ字 Keio gijuku daigaku shuppankai  
日付
出版年(from:yyyy) 2008  
出版年(to:yyyy)  
作成日(yyyy-mm-dd)  
更新日(yyyy-mm-dd)  
記録日(yyyy-mm-dd)  
形態
 
上位タイトル
名前 三田商学研究  
翻訳 Mita business review  
51  
5  
2008  
12  
開始ページ 73  
終了ページ 97  
ISSN
0544571X  
ISBN
 
DOI
URI
JaLCDOI
NII論文ID
 
医中誌ID
 
その他ID
 
博士論文情報
学位授与番号  
学位授与年月日  
学位名  
学位授与機関  
抄録
海外市場に進出する製造業者にとって重要な意思決定の1つは,海外流通チャネルの適切な選択である。既存研究を踏まえると,この選択は, 2 つの重要な問題を含んでいるといえる。1つは,製品が製造業者の従業員によって流通されるか外部の流通業者を通じて販売されるかというチャネル統合問題であり,もう1つは,外部の流通業者が用いられる場合に,その流通業者が特定の製造業者の拡張組織として専属的に機能するかどうかというチャネル開閉問題である。
こうした海外流通チャネルの選択問題に関しては,1980年代以降,Williamson (1975, 1985)の取引費用理論を用いた研究がある。取引費用アプローチによる研究は,取引の状況における機会主義と限定合理性に着目し,資産特殊性や不確実性がチャネル統合度・コントロール度に正の影響を及ぼすことを明らかにしている点で高く評価される。しかしながら,そうした研究には,理論と実証の双方の側面から,いくつかの限界がまた指摘される。具体的に言えば,その限界とは,取引費用アプローチは,チャネル選択をめぐる2つの問題のうち, 1つの問題のみを適切に捉えることができる点と,その実証分析が,不確実性とチャネル統合度・コントロール度の因果的関係に関して,混乱した結果を示している点である。そうしたなかで,取引費用アプローチの限界を補う理論として,Langlois and Robertson (1995)のケイパビリティ理論が注目に値する。ケイパビリティ理論の注目すべき点は,生産の状況における限定合理性に着目し,活動間のシステム的相互連関性が統合度に正の影響を及ぼすことや,不確実性が統合度に間接的な負の影響を及ぼすことを指摘している点である。
以上を踏まえて,本稿では,海外流通チャネルの選択問題をケイパビリティ理論と取引費用理論のそれぞれの成果を援用して理論的かつ実証的に分析することを試みる。具体的なチャネル選択問題としては,卸売段階のチャネル選択問題を取り上げる。
詳細な吟味の結果,本稿では,チャネル統合問題に関して,ケイパビリティ理論の観点から,チャネル統合度が製品知識の特異性(+)によって規定され,そして製品知識の特異性が製品関連の不確実性(-)によって規定されるという仮説が提示される。続いて,チャネル開閉問題に関して,取引費用理論の観点から,チャネル・コントロール度が卸売サービスの特殊性(+)および卸売関連の不確実性(+)によって規定されるという仮説が提示される。日本の製造業者の海外事業部を対象とした実証分析の結果は,そうした本稿の仮説を経験的に支持するものであった。
 
目次

 
キーワード
海外流通チャネル  

統合型チャネル  

閉鎖型チャネル  

開放型チャネル  

ケイパビリティ理論  

取引費用理論  

製品知識の特異性  

卸売サービスの特殊性  

製品関連の不確実性  

卸売関連の不確実性  

共分散構造分析  
NDC
 
注記
論文
 
言語
日本語  
資源タイプ
text  
ジャンル
Journal Article  
著者版フラグ
publisher  
関連DOI
アクセス条件

 
最終更新日
Apr 20, 2022 16:31:01  
作成日
Dec 09, 2009 09:00:00  
所有者
mediacenter
 
更新履歴
Apr 20, 2022    著者 名前,抄録 内容 を変更
 
インデックス
/ Public / 商学部 / 三田商学研究 / 51 (2008) / 51(5) 200812
 
関連アイテム
 

ランキング

最も多く閲覧されたアイテム
1位 新自由主義に抗す... (425) 1st
2位 斎藤隆夫の「粛軍... (342)
3位 認知文法から考え... (263)
4位 慶應義塾図書館史... (261)
5位 M&Aにおける... (249)

最も多くダウンロードされたアイテム
1位 <<Qu'... (1469) 1st
2位 新参ファンと古参... (427)
3位 731部隊と細菌戦 ... (316)
4位 新自由主義に抗す... (273)
5位 日本における美容... (259)

LINK

慶應義塾ホームページへ
慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション
慶應義塾大学メディアセンター本部
慶應義塾研究者情報データベース